*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「夜だし 車で行こうか」
そう言って車で走り出した
ついた場所は最後の撮影で使った鐘のある崖っぷちだった
「ここって」
「うん CM撮りで来てるんだけど 用があるのは空なんだ」
そう言いながら車から降りる
「ここだったら暗くて高台だから もっと見えるかな?って」
「最上さん 南の地平線に近いあたり 見える?
南十字星があるんだけど」
「え?」
「周りに星雲もあるから綺麗でしょ」
「あれが 南十字星。。」
「君が星好きなのかは知らないけど
俺が好きだから連れてきちゃった」
と五十嵐スマイルで言うと
「サザンクロスの周りに見える星雲は
宝石箱って言われてるんだよ」
「天体望遠鏡が無いのが残念だね
そうすればもっと見れるのに」
「素敵。。」うっとりと見ていると
「上ももっと凄いんだけど あっ 車に乗ろうか」
「は はい?」
シートに座ると五十嵐がキョーコに覆いかぶさり
「ちょっとごめんね」と言って顔が近づいたかと思うと
シートが倒れた
「どう?よく見えるでしょ」
「わぁー ホテルで見るよりいっぱいの星!」
「そういえば 五十嵐さんは何で星が好きなんですか?」
「ん~ 星見てると無になれるからかなぁ」
「無ですか。。」
「俺の世界で精神統一って欠かせないんだけど
星を見て無を感じるとこが似てるんだよね」
「最上さん女優やってて失敗した時
なかなか切り替え出来ない事ってない?」
「あ あります。。」
「しかも翌日までそれが残ってたり」
「どうしても考えちゃって抜け出せないってあるよね」
「そういう時 俺は無になって全てリセットして次に進むんだ」
「ただその時に 自分の力だけじゃ足りない時は
星に助けてもらうんだ」
そう言って笑う
「でもさ 日本でなかなかこんなに見れないからね」
「五十嵐さんでもそんな事あるんですね」と笑うと
「いや 俺結構あるよ?」
「以外です 完璧にみえるし」
「そんな事ないんだけどね」と照れくさそうに言う
「さて 明日もあるし そろそろ帰ろうか」
「あっ もう1回 南十字星見ていいですか?」
「うん」と微笑むと
車から降りてしばらく星を見つめていた
五十嵐も降りてきて 肩に手を置く
思わずキョーコは五十嵐の胸に顔をうずめた
「どうしたのかな?」優しく問いかけると
「いいえ。。ちょっと貸してもらっていいですか?」
顔をうずめたまま言うと
「うん いつでもどうぞって言ったよね?」
蓮とは違う
大きなものに守られているような安心感をキョーコは感じた
五十嵐はキョーコを思い腰に手を回す程度にしていた
キョーコは優しく包んでくれるその暖かさに
話せないでいた 自分の事を話と言い始めた
「無理しないでいいよ? 話たいときに話せば良いし
話たくなければ ずっと話さないでも良いんだよ?
辛いでしょ?」
聞きたいとは思ったが
キョーコを思うと今聞くのはいけないと思い
キョーコを止める
「いえ 今言わないと いけない気がするんです。。」
そういうと子供の頃から女優になるまでの話をした
まだ17年しか生きてないのに あまりにも残酷だった
人が子供時代を必ず歩まないといけない所を
大人に振り回されて 子供時代はほとんどなく
そしていつも孤独で生きてきた
頼る親は居ない
守られたいって分かった気がするよ。。
「過去は変えられないけど 未来は変えられるし
自分が望む未来にしたければ努力すればなれるんだよ
過去に囚われちゃ駄目だからね」
「それに大丈夫 守って欲しいと俺に言ってくれれば
いつでも守るし 貸してくれと言えばこの胸はいつでも貸すから」
「大丈夫 1人じゃないよ?」
「君が思っている以上に
君を大切に思っている人は沢山いるんだから
俺だってそうだよ?」
思いがけない言葉をかけられキョーコは涙を流していた
「いつも1人で泣いてたの?」
うんと頷くと
「これからは大丈夫だから」
と片手で頭を抱えもう片手でぎゅっと抱きしめた
やばいな。。俺 本当に守りたいと思っている
本気になりそうだ。。
でも 多分そう思っているのは俺だけじゃないよな
初めて京都に向かう時に感じた殺気
敦賀蓮もそうだろう。。
しばらくすると
「あ ありがとうございました」真っ赤な目でニコッとすると
「うん 帰ろうか」
と微笑みホテルに戻った
「最上さん 明日でここも最後だと思うし
思う存分遊ぼうね」
「あと水着は忘れないでね」と笑っていうと
「はい」と機嫌よくキョーコが返事をして
「おやすみ」とキョーコの頭を撫でて部屋に戻った
ベッドで横になって
五十嵐はさっきのキョーコの話を思い出す
母親も母親だが 不破松太郎ってなんなんだ
たしかミュージシャンって言ってたよな。。
しかも京都の老舗旅館。。
気になり実家に電話をかける
「あ もしもし 俺だけど」
「父さん居る? 変わってくれない?」
「あっ 父さん?
京都の老舗旅館で不破って人がやってる店わかる?」
「うん うん ぇ! あの旅館か。。 ううん ありがとう
明後日には帰れると思うから うん じゃ」
まさかなぁ。。何度か行った事あるなぁ
あそこで育ったのか。。
そりゃ お茶もお花もしかもあの礼儀作法 納得だけど
ていうか お茶とお花って おかみがやる事じゃないかっ
可哀そうに。。大人に振り回されて。。
人生も勝手に決められちゃってた感じじゃないかっ
キョーコの事を考えながら五十嵐は眠りについた
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
はぅ。。どうしよう。。(><;)
後半は蓮のターンって考えていたんですけどね
この22を書いていたら 蓮 どう出せば良いんだぁぁ!
となり何度書き直しても 五十嵐のターンで終わりそうに。。
95%の確立で蓮xキョにはならないお話となりそうです
ファンの方 すびばせん。。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。