永井隆の「この子を残して」の
その後を知りたくて
娘茅乃さんの「娘よ、ここが長崎です」も
合わせて読むことにしました
絶版になってしまった
この本が
古書店から送られてくるのを待ち侘び
今朝ようやく手元に届くと同時に
数時間で完読しました
この書には
永井隆博士の偉大さ人柄が
紹介されているだけでなく
大好きな、楽しい事をしてくれる
優しいお父さんが描かれています
尊敬して止まない
大事な事を教えてくれる父であり
一方で無邪気なかやちゃんを
そのまま愛してくれる
あたたかいお父さんの姿を
知る事が出来ます
余りに立派で
神格化され、聖人のような
イメージを持たれがちな永井博士を
茅乃さんは
控え目で柔らかな表現をもって
紛れもなく
かやちゃんのお父さんだった事を
私達に教えてくださいます
続けて2冊を読むことで
父娘の深い愛情を
より強く感じる事ができました
まるでふたりの対話を見るような
それによって心がほんわかとなる
素晴らしい2冊でした
どちらかだけでは成立しなかった
父と娘のドキュメンタリーです
神経質な私には古書を手にとるのは
実は厳しいものがありましたが
その障壁を越えられるほど
どうしても読みたい本でした
(状態がかなり悪かったのでカバーをして
読みました)
読むことが出来て本当に良かったです

