今日も又

午後の天候が不安定になるという

予報だったので

午前中の少し早めの時間に

母のところへ行って参りました


行くと大抵、大きな食堂に

皆さんと一緒に座っている母ですが

今日は姿が見当たらず

キョロキョロしていると

職員さんから

「お部屋の方にいらっしゃいますよ」と

声をかけていただき、そちらへ


横になっているのかな?と思うと

車椅子に良い姿勢で座っていました


ニッコリ嬉しそうに迎えてくれ

身の回りもスッキリして気持ち良さそう


思えば、家に暮らしていた時は

呼び出されて

慌てて母の部屋に行くと

そこには

不機嫌だったり、困った表情の母がいて

汚れものの片づけを大急ぎでしたり

母を宥め賺したりという事の連続てした


今は何時会いに行っても

穏やかで落ち着いた母がいるだけ


この違いは

私たち介護者側だけでなく

母自身にとっても

プラスの向きにある事は明らかです


私たちに対して

体裁を整えられるということが

母の精神にどれほど良いか

それは言うまでもありません


母の介護生活の中で

母の尊厳に対しては

極力注意を払ってきたつもりでしたが


尊厳は保たれてはいなかったと思います


けれど今はそれが尊重されている


その事が

私のこの度の選択を

肯定してくれるものとして

今は大きくあります



介護生活の中で一番困難だったことは

尊厳を損なわずに

お世話をするという事でした



けれどこれからは

この最も難しく、最も大切な部分を

優先していく事が出来ます