お昼過ぎまでレッスンをして音譜


昼下がりに

母のところへ行って参りました


2日空いただけで

ソワソワしてしまった私でしたが

母は変わりなく

ご機嫌で迎えてくれました照れ


職員さんからの言葉に

耳を疑う(そんなふうに言うと母に失礼ですが)

場面がありました


「龍田さん、職員達から人気者なんですよ」


「感謝してくださって」

「気づかいもしてくださって」

「とても穏やかで」…と


どうやら母は良い人照れとして

受け入れていただいているみたい


そのお言葉が本当なら

今の母には社会性もあり

心の余裕すらあるということになります


一方的にお世話になるだけというより

随分意味合いも違ってきます


そこには介護士さん達との

心の通い合いや

互いの協力が存在するのですから


そして私たちに会う時は

しっかりと体面(プライド)を保ちつつ

非常に安定した姿を見せてくれる母


母にとって今の方が

数ヶ月前までの

自宅での困難になっていた暮らしより

良かったのではと

思えるようになってきました


そうやって、母の新しい生活を

何とか正当化しようとする

自分が居ることも

否定はできませんが


施設に、まるで日参のように通ううちに

「今の母」にベストな暮らし方が

見えてきたというのも

こうして事実としてあります


私の母の介護に対する理想とは

ほど遠かったかも知れませんが


日毎に身体が衰えながら

どんどん生活が不自由になっていく中で

求め続けることの出来なかった理想だったと

思えるようになってきたのです


その事が

無理矢理でなく

少しずつ納得出来るようになり


母も新生活に上手くシフトしてくれて


特養入居からの1ヶ月が

無事に過ぎて行きました