今日は78回目の「終戦の日」です


そうか…1年前は手を引いたら

母、歩けていたんだ…と思い返しながら

この1年に記憶を巡らせてみると…


昨年、夏の終わりに(この記事から間もなく)

腰の痛みでひと月ほど入院し


今年の4月、5月にも

同じく圧迫骨折で緩和ケア病棟で

入院生活を送りました


その経緯を考えれば


こうして車椅子生活になっても

ベッドの寝起きや、玄関での車椅子の乗り移り

そして車の乗り降りなどは

そっと手を添えるくらいで

何とか快適に過ごしているのですから


今の状況を

悲観的には捉えていません


むしろ凄い気力、体力だなと思っています


歩行器で無理に歩かせると

圧迫骨折の部分が痛むということもあり

この生活スタイルが

定着してしまいましたが

(全く歩けないというイメージでもありません)


年々確実に

身体機能が低下していることに

もはや

がっかりしたり、嘆いたりすることなく

母の衰えを

受け入れられるようになりました


食欲もあり

体調も安定していて

意思疎通も満足に出来ている


この事に日々喜びを噛み締めています


今の母に

これ以上望む事があるでしょうか


諦めではなく

むしろ現状に感謝こそしています


頑張って長生きしてくれている母に

母を生かしてくれているものに

感謝以外ありません


母にしてみれば

辛い時もあるでしょうけれど

「守られている感」で

そこが補えたらと思っています


私達でしっかり守って行くことが出来たら

もう暫く大丈夫


そう感じられるのです


歩いていた母を思い出すと

少しだけ切なくはありますが

悲しくはありません


(3年前の公園を杖で歩く母の姿です)





12歳で終戦を迎えた母

90歳となり

まだまだ元気に生きています