田端にあるミニシアター

「シネマチュプキ」で





「桜色の風が咲く」という映画を

観てきました





盲ろう者で東京大学教授の福島智さんの

半生を描いた

家族の物語です


特に母と息子智さんの歩みが

クローズアップされて

描かれていました


若き日の福島さんを田中偉登さん

お母さまを小雪さんが演じられています


福島智さんと我が家は

実は少しばかりご縁があり

(もう30年以上前から今に至るまで)

福島さんの生き方にかなり影響も

受けてきました



既に視覚を失われていて
聴覚をも失ってしまった18歳の福島さんは
葛藤の末に
「悩みに悩み、考えに考え
頭の中が透明になった」
と言われています
その言葉は心に深く響きました

これこそが
福島さんを福島さんとするものでは
ないだろうかと思いました

悩み抜く、考え抜く壮絶さ
その先にある希望の光

映画で流れていた辻井伸行さんの弾く
ベートーヴェン「悲愴ソナタの第二楽章」を
聴きながら

聴力を失った作曲家ベートーヴェンの
苦悩と歓喜と重ね合わせずには
いられませんでした


今年度、娘は
福島さんから学びを受ける機会があります

娘と一緒にこの作品を観られたことは
非常に有意義でした


余談ですが照れ
先月末には
映画「ロスト ケア」で松山ケンイチさんを
そして今日
「桜色の風が咲く」では奥さまの小雪さんの
ご夫婦それぞれの名演が観られたことも
とっても素敵なことでした