思い煩うことなく愉しく生きる

思い煩うことなく愉しく生きる

美味しいものを食べて、旅行して人生を楽しんで、このまましあわせでいたいです。

私は9年ぶり、8度目のパリ。

父は12年ぶり、姉夫婦は新婚旅行以来の25年ぶり。

今回は四年前に亡くなった母が父の旅行資金をこっそり溜め込んでいたり各自が旅行資金を出したのでちょっとリッチな旅行。


たぶん。


旅行は5人でのちょっと愉快で大変な旅

妹子→私。父と二人暮らし

父氏→留学経験がありフランス語ネイティブの80代前半。姉がパリにいて、姉弟はとても仲良し。

姉子→しっかりしてるように見えてフリーダム

義兄氏→基本、仕事以外は全て姉子に任せるタイプの経営者

姪美→母親似のフリーダム5歳児。元気いっぱいでよく踊りよく寝る。


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普段そんなに忙しくないのに、なぜか休みを取る前になると仕事が立て込む。普段ないような仕事も入る。なぜなのか。

出かける当日の朝犬を預けて、午後に現場確認とか、タイムスケジュールを考えると胃が痛い。私の1番のストレスは時間に余裕がないことかも。とりあえず予定より早く終われて帰宅。

父は少し浮かれていてボーッとしてることがある。私よりも何回も何回も旅行に行っているはずなのに、あれやって、これやった?と話していると当然だけど歳を感じる。

PCを閉じて戸締りして、パスポートを持っているかだけ確認して、予約してあったタクシーに乗って駅に向かう。手ぶらサービスを使ったので手荷物は少ない。

タクシーの運転手は気さくで運転手不足なので遠方から応援に来てること、道がわからないことを伝えてきたのでナビゲートしながら駅へ向かった。

しばらく待って空港まで行くその日の最終の直行バスに乗る直前。

父「スマホが、ない…」

そういうこと、あるよね。うん、何も問題ないよ。

父を落ち着かせて、自分を落ち着かせてこの後の動きを冷静に考える。

1人で帰宅して電車で空港へ向かうと言う。

父が空港まで電車を乗り継ぐのはほぼ不可能。

いや、不可能ではないにせよ私が動くよりも途方もない労力がかかる。旅行前に無駄に体力は削がせたくない。

私が家に帰ってもいいが、父1人で空港についてもそこからどうしていいのか、右往左往して結局消耗するだけなのは目に見えてる。

最終手段、後からタクシーで空港に向かう姉子。

実家に寄ってスマホを持ってきてもらえるかどうか聞くために電話をする。

「あぁ、わかったー」

二つ返事で引き受けてくれた。持つべきものは後から来る姉子。姉様仏様と心の中で呟く妹(クリスチャン)。

空港のホテルについてチェックイン、食事をしてゆっくりする。(実際には、父を部屋で休ませて私は空港内を歩き回って動線確認やお店を探したりてたから、そんなにゆっくりはしていなかった)

しばらくすると、疲弊した姉家族がホテルに到着する。

「遠回りさせてごめんね」

頼まれて買っておいたビールとルームサービスを差し出しながら謝ると

「いや、そこは問題ないんだけど、実家戻ってから自分の家の門閉め忘れたのを思い出して結局家から実家を往復した」「あとね、父の部屋のエアコンが点いてたよ」


何もわからない姪美はただただベッドの上でお気に入りの人形を抱えてニコニコとはしゃいでいた。そのうち眠そうなそぶりをし出したので両親が明日の準備をしている間にベッドで寝かしつけたら秒で寝た。

「娘が友達(人形)をたくさん持っていくって聞かなくて30分揉めたのよ」

可愛いキャラクターのスーツケースを指差す

「あれ、もしかして中身は…」

「全部ぬいぐるみなの」

その時洗面所から「ねー、カミソリって手荷物に持ってていいんだっけー?」というのんびりした義兄氏の声がした。姉子が「荷物チェックは私がやるよ」と苦笑いをした。


これはまだ序章、旅行前夜の話。

浮かれて危なっかしい高齢の父と、ぬいぐるみいっぱいのスーツケースを抱えた5歳児、マイペースな姉夫婦と、翌日からパリへ行きます。


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チェックしたのがパスポートだけだったのがまずかった。自分的には、パスポートさえあればどうにかなると思ってたけどまさかスマホを忘れるとは思わず…。

とはいえ怒ったりイライラしてもしょうがない(本人が一番落ち込んで自分にイライラしてるだろうし)何も問題ないスタンスを貫きました。

今回はそんな場面が結構あったと思います。