入学式でした。
それから、羽織の紐。
着物は『孫の代まで着られます』って謳い文句で売ってるんだから、庶民が一生のうち何枚も購入するものではないのですよ。
子どもたちの卒入学式は、幼稚園の頃から毎回、着物です。
旦那ちゃんの大事なオペラの時も着物ですし、イタリアにも持っていって着ましたし、ここぞという時は必ず着物です。ユニホームみたいなものです。
卒入学式で子ども1人あたり8回は着るのですから、スーツより経済的と思ってます。が、メンテナンスにお金が掛かるので、結局は同じか…
先日、この着物に合わせて呉服屋さんで伊達襟を購入したんです。
その時に、
「3月末までなんですが、着物クリーニングがお安くなってますよ」とお誘いを頂いたのです。
息子の卒業式は雨の予報でしたし、クリーニングは必須だろうと予想していたので飛びつきたかったのですが(実際、卒業式は雨でした)
卒業式のあとは、入学式があるのよ?
多少の泥跳ね程度なら乾かして泥を落として入学式に出ようと考えていたので、すぐにはクリーニングには出さないつもりでした。
4月2週までだったら、その場で予約を入れたのになぁ。1回だけ着て出すわけないじゃん。
呉服屋さんって商売の仕方が顧客のニーズに合ってない。というか考えてないように思うことが度々あります。
自分たちの都合だけで商売してるような…
アハハ、なんかどこぞの世界とおんなじかも
素人だからこそ思うことですが、
伊達襟だって、何でこの値段?
と思うんです。
正絹だし、いい物なんだろうとは思いますが、なんか釈然としない。
まあ、小紋の着物に付けるものじゃないから、やはりそれなりの物をということなんだろうけどね。
伊達襟を変えることで着物の愉しみって広がると思うんです。春と秋では色味を変えたいですし。
でも小物でこんなにするんじゃ、着物離れも無理はないよね、と思うのです。
ビーズの涼しげなものが欲しくて2年くらい前に求めたのですが、
それだって、こんな程度でこんなに値が張るの?
といった感じ。
選ぶといっても、そんなに種類はなく…
というか古臭そうなデザインばかり。
これだって色々取り替えたら愉しいのになぁ。
自分で作っちゃおうかなぁなんて思ってしまいます。手芸屋さんには色んなパーツが揃ってますから。手芸屋さんって、行くだけでワクワクしますね。
着物は『孫の代まで着られます』って謳い文句で売ってるんだから、庶民が一生のうち何枚も購入するものではないのですよ。
実際、私の着物はお下がりばかり。
(上の画像の着物もそう)
そうすると、小物で変化させて愉しもうってものですが、その小物を購入するのに、いつもなんかアレレな感じ…
ワクワクしないのは、
品揃えが悪い。
デザインに難あり?
気に入ったデザインや色でもないのに値段が高い。
こんなところが理由でしょうか。
何というか、
アクセサリーを選ぶ時のようなウキウキ感は無いし、お化粧品を選ぶ時のような華やいだ気持ちにもなれないし、手芸屋さんに出掛けた時のようなワクワク感も無い。
◯◯先生作の着物のご案内
なんてものが届きますが、
そんなのでワクワクはしない。
あぁ、やっぱり、どこぞの世界とおんなじかも。
新作の△△、◯◯コンクールで優勝した凄い歌手が出演します。S席は★万!
っていうのと変わらないのかも…
来年3月には娘の卒業式がやってきますが、袴のレンタルも取り扱ってないそうで。(売ってるのみ)
袴なんて、一生のうち何度も履くことはないのですから購入なんて考えられない。
メンテナンスについても、余計なものを付けたりして、少しでも値段を上げようとするのがミエミエだし(それで一旦、契約解除したんでした)
そんな感じだから気軽に相談できないし、
わざわざ
着物離れを助長してない?
それでも着物好きは離れないって自信があるのかもしれないけどさぁ
そんなに金持ちばっかりでもないんだし、
もうちょっと考えたらどう?
と思う今日この頃でございます。