先日、オーストラリアの心優しき青年マイケルの話を書いた。
地元での対がんキャンペーンで寄付するために髪を伸ばし続けて
メデューサのような頭で来日して私たちを驚かせた青年だ。
記事はこちら

そうしたら、今度は、こんな団体の記事を見つけた。

ちょう  Little Princess Trust  カラフルなお花♪

ホームページ(英語)はこちら
活動紹介のビデオはこちら(英語)

こちらは英国の団体で、子どもの癌患者に、人毛のカツラ
を寄贈するためのチャリティー活動をしているようだ。
やはり、髪の毛の寄付をよびかけている。
イベントで切るのでなく、馴染みの美容室で切った髪を
郵送するというのもアリのようだ 
(なお、金銭による寄付も募っている)

もともと英米系の国は、<寄付>が文化として根付いて
いるが、対がんキャンペーンとして、人毛の寄付というのも
結構あるらしい。

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私は、おかげさまで経過観察に移行して1年半が経ち、
髪もすっかり生えそろった。

しかし、髪を失うことの悔しさや不便さは、まだまだ
忘れていない     
医療者、とりわけ男性医師にはなかなか理解して
もらえないが、脱毛によるQOLの低下は、体験してみると
想像以上だった     

私は髪を取り戻したが、病友さんには、再発・治療して
再び脱毛に苦しんでいる人や、繰り返す治療ですっかり
髪が薄くなりカツラが手放せなくなった人もたくさん
いらっしゃる。

カミに恵まれた者としては、これからしばらく髪を伸ばして
ある程度長くなったところで、カツラ製作のために寄付
するのもいいなぁ~~~なんて考えた。

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しかし、鏡を見てみると、毛先が好き勝手な方向を
向いて暴れている。
これから大切なOVCAの幹事や、堅信式*を控えて
いるというのに、いくらなんでもイケてない髪型。

それで美容室に行き、髪を整えてもらうことにした。
毛先がハネない程度にカットしてください」と
言ったにもかかわらず、出来上がってきたら、
かなりバッサリと短くきられていた・・・ ブチッ!!

人生、髪型一つでもなかなか思うに任せない。

カミよ・・・・・・・・・


                    

* 洗礼を受けた者が、その信仰をより強固な
ものにするために行う儀式のこと