こんにちは。みつよです 。『採譜』編。

採譜は、楽譜の出ていない音源を聴いて、楽譜化するお仕事えんぴつ
いわゆる耳コピです。
1音1音聞き取って書いていくけれども、CDの品質や、かぶさってる楽器の量、あるいはトラックが綺麗に分れてたらいいですけど、クラシックのはそんなんないですし汗

だから、「??」の事も多々あります。
でも大体の推測は出来ますきらきら
困るのはカデンツァ(アドリブ)のように、めっちゃルバートな部分汗
それに伴奏ついてたら悲惨konatu
拍子が決まっててルバートならまだいいけど、音詰め込んだれ~どーんみたいなんは、疲れますかんにん

 
耳は、ヘンな耳持ってるんですnyaha*
絶対音感持ってたんです十字架。過去形!?

おばはんになったから、「も~そんな、キッチリせんでいいやん♪.・。*」という、良くも悪くも性格的に曖昧になって、ピッチがど~のとか許せるようになったんですワーイ

大学入試前は、母親が台所で落としたお鍋の蓋のガシャ~ンが、頭の中でさっと五線譜上に和音(?)に置き換えられたし、お風呂のチャポ~ンとか、水滴の音とか、世の中のあらゆる音が、音符化されましたルンルン

17~18歳の頃って、そういう音には敏感だそうですねhowa*
今はその頃のように、『バリバリの微分音も聞き分けるでどや』、みたいな耳ではないけれど、ちゃんと12音で和音の重なりも聞こえるので、不自由はしてませんうんうん

ピアノ伴奏とソロ楽器は、自分がピアノをしているから想像がつくし、苦労しないのですが、伴奏がギター、しかもフラメンコ系とかは、音はこんな感じで聞こえるけど、果たしてこれは弾けるのか?と、ギター弾けないから解りませんやじるし

それが2本のギターで、しかもアサド兄弟とかの技巧派になったら、ホンマ、訳解りませんチーン

 それでも、一番大変やったんが、バッハのシャコンヌバイオリン十字架
それの、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオバージョンを採る事。
15分の曲を、40時間かかりました。
『エロイカトリオ Bach シャコンヌ』→

こちらです♪

ピアノはええねん。
でも、ヴァイオリンやチェロは、頭で解っていてもホンマに合ってるんか?と思うし、でも、時間がドンドン過ぎて行くしチーン

しかも、少しずつ殴り書きの楽譜をPCで書いてたら、PC故障したしkonatuガーン!!
データ飛んだしちーんあかん
いろいろ苦労したけど、面白かったワーイ

これをトリオの演奏会で演奏しはったんを聴きに行きましたが、感動しましたかんどーきらきら
多分、これから先、どんな採譜が来ても、このシャコンヌを経験したから、少しは忍耐力ついたと思いますよだれリラックマ

採譜を仕事にしたい方、微分音を聴き分ける耳も大切かも知れませんが、そんなに大切ではありません(どっちやねん手)。

それよりは、たった1分を1~2時間聞いてられるかの忍耐力の方が大切ですまじで