こんにちは。みつよです 。『採譜』編。
採譜は、楽譜の出ていない音源を聴いて、楽譜化するお仕事 。
いわゆる耳コピです。
1音1音聞き取って書いていくけれども、CDの品質や、かぶさってる楽器の量、あるいはトラックが綺麗に分れてたらいいですけど、クラシックのはそんなんないですし。
だから、「」の事も多々あります。
でも大体の推測は出来ます。
困るのはカデンツァ(アドリブ)のように、めっちゃルバートな部分。
それに伴奏ついてたら悲惨。
拍子が決まっててルバートならまだいいけど、音詰め込んだれ~みたいなんは、疲れます。
耳は、ヘンな耳持ってるんです。
絶対音感持ってたんです。過去形
おばはんになったから、「も~そんな、キッチリせんでいいやん」という、良くも悪くも性格的に曖昧になって、ピッチがど~のとか許せるようになったんです。
大学入試前は、母親が台所で落としたお鍋の蓋のガシャ~ンが、頭の中でさっと五線譜上に和音(?)に置き換えられたし、お風呂のチャポ~ンとか、水滴の音とか、世の中のあらゆる音が、音符化されました。
17~18歳の頃って、そういう音には敏感だそうですね。
今はその頃のように、『バリバリの微分音も聞き分けるで』、みたいな耳ではないけれど、ちゃんと12音で和音の重なりも聞こえるので、不自由はしてません。
ピアノ伴奏とソロ楽器は、自分がピアノをしているから想像がつくし、苦労しないのですが、伴奏がギター、しかもフラメンコ系とかは、音はこんな感じで聞こえるけど、果たしてこれは弾けるのかと、ギター弾けないから解りません。
それが2本のギターで、しかもアサド兄弟とかの技巧派になったら、ホンマ、訳解りません。
採譜は、楽譜の出ていない音源を聴いて、楽譜化するお仕事 。
いわゆる耳コピです。
1音1音聞き取って書いていくけれども、CDの品質や、かぶさってる楽器の量、あるいはトラックが綺麗に分れてたらいいですけど、クラシックのはそんなんないですし。
だから、「」の事も多々あります。
でも大体の推測は出来ます。
困るのはカデンツァ(アドリブ)のように、めっちゃルバートな部分。
それに伴奏ついてたら悲惨。
拍子が決まっててルバートならまだいいけど、音詰め込んだれ~みたいなんは、疲れます。
耳は、ヘンな耳持ってるんです。
絶対音感持ってたんです。過去形
おばはんになったから、「も~そんな、キッチリせんでいいやん」という、良くも悪くも性格的に曖昧になって、ピッチがど~のとか許せるようになったんです。
大学入試前は、母親が台所で落としたお鍋の蓋のガシャ~ンが、頭の中でさっと五線譜上に和音(?)に置き換えられたし、お風呂のチャポ~ンとか、水滴の音とか、世の中のあらゆる音が、音符化されました。
17~18歳の頃って、そういう音には敏感だそうですね。
今はその頃のように、『バリバリの微分音も聞き分けるで』、みたいな耳ではないけれど、ちゃんと12音で和音の重なりも聞こえるので、不自由はしてません。
ピアノ伴奏とソロ楽器は、自分がピアノをしているから想像がつくし、苦労しないのですが、伴奏がギター、しかもフラメンコ系とかは、音はこんな感じで聞こえるけど、果たしてこれは弾けるのかと、ギター弾けないから解りません。
それが2本のギターで、しかもアサド兄弟とかの技巧派になったら、ホンマ、訳解りません。
それでも、一番大変やったんが、バッハのシャコンヌ。
それの、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオバージョンを採る事。
15分の曲を、40時間かかりました。
『エロイカトリオ Bach シャコンヌ』
こちらです
ピアノはええねん。
でも、ヴァイオリンやチェロは、頭で解っていてもホンマに合ってるんかと思うし、でも、時間がドンドン過ぎて行くし。
しかも、少しずつ殴り書きの楽譜をPCで書いてたら、PC故障したし。
データ飛んだし。
いろいろ苦労したけど、面白かった。
これをトリオの演奏会で演奏しはったんを聴きに行きましたが、感動しました。
多分、これから先、どんな採譜が来ても、このシャコンヌを経験したから、少しは忍耐力ついたと思います。
採譜を仕事にしたい方、微分音を聴き分ける耳も大切かも知れませんが、そんなに大切ではありません(どっちやねん)。
それよりは、たった1分を1~2時間聞いてられるかの忍耐力の方が大切です 。