2015年と言う年は、日本ワインの醸造所設立ラッシュの年でも有りました。


各地に次々とワイナリーが設立される中、東京にも2つ目のワイナリーが誕生しました!


場所は都営大江戸線の開通により注目されつつある清澄白河。



少し駅から離れた工場だったと思われる場所にひっそりと軒を構えます。


今回のタイトルにもした“都市型ワイナリー”とはなんぞや??


と思う方も多いかと思いますが、早い話が都心部でワインの製造から販売までを一括して手掛けるワイナリーの事です(°∀°)b


世界的にも余り例がないんじゃないでしょうか。


オーベルジュの様な大それた施設ではなく、誰でも気軽に楽しめるのが最大の特徴かも知れません。


フジマル醸造がワイナリーを開いたのは大阪・島之内に続いて2件目。


大阪には自社畑が有るのに対し、こちらでは今のところ買い葡萄を使ったネゴシアン的な役割を担っているようです。


丁度訪問した際に、販売の始まったワインが数本有ったので2階のレストランで軽く食事をしながら全てのワインをいただきました。


無理言ってハーフサイズでお願いしちゃいました(^▽^;)


この日いただいたワインは全てここ清澄白河で醸造されたワインです。



写真右から…


・テーブルトップ デラウエア(白)…すっきりとした白。山形県産デラ使用。

・テーブルトップ 橙色(白)…人気のオレンジワイン。上記と同じ葡萄の醸しタイプ

・ファーマーズ 北天の雫(白)…つくば産“北天の雫”使用。山ぶどうっぽい酸が特徴。

※北天の雫→リースリングと山ぶどうの配合品種。

・テーブルトップ MBA(赤)…ロゼの様な透明感。低アルコールで瑞瑞しいワイン。

・ファーマーズ MBA(赤)…一瞬ピノを思わせるMBA。茨城産を使用。

・ファーマーズ 富士の夢(赤)…つくば産“富士の夢”使用。濃い酒色と酸が特徴的。

※富士の夢→メルローと山ぶどうの配合品種。


一言で言えばどれも個性的なワインですね(°∀°)b


恐らく、技術的な事とかまだまだ手探りな状態だと思われますが、本来の葡萄のポテンシャルを活かした将来性を感じさせるワインたちです。


レストランで提供される料理はイタリア人シェフによる本格的なイタリアンо(ж>▽<)y ☆


◆シャルキュトリープレート(1500円)



◆プーラッタ・トマト(1800円)



◆牛フィレのロースト(2900円)



写真は有りませんが、他に“季節野菜のサラダ(1300円)”と“パーラー江古田のパン・ド・カンパーニュ(300円)”もいただきました。


私は嘘が書けない人なので、正直に言いますが…


ワインが料理に負けています・°・(ノД`)・°・


ワインとのペアリングを考えずに料理をオーダーしたのですが、『北天の雫×プーラッタトマト』以外は料理の完全勝利と言った印象を受けました。


これはね、こちらのワインに限らず日本ワインの課題かも知れません。


確かにね、海外のワインに比べると日本のワインは料理の邪魔をしないテイストだとは思います。


が、こうした西洋系の料理との相性を考えるとちょっとインパクトが弱い気がします。


ワインの水準を底上げするか、料理をワインに合わせて工夫するか…


いずれにしても、今後の日本ワインの進化には期待したいですね(°∀°)b


食後は1F部分にある醸造施設を見学。


レストラン横のテイスティングスペースから直で伺う事が出来ます。


まず目に付くのは、大量に積み上げられた青いタンク。



これ、合成樹脂製のタンクで価格が安い事から使っているワイナリーも少なくないと聞きます。


ただ、私としてはプラスチック臭の様な独特の匂いが付くので余り好きでは有りません。


価格とのバランスを考えると仕方ないんですかね…


下に降りると、醸造施設兼貯蔵庫と言った感じのスペースが広がります。



発酵層には、ヒトミワイナリーでも見かけた黄色の漬物用のポリタンクも有りました。


東京ワイナリーを見に行った時もそうでしたが、良くもまぁこんな狭い場所でワイン造りをしているなぁ~と感心しますね(°∀°)b



こう言ったドメーヌ系のワイナリーさんは、葡萄の確保が大変な事に加え、瓶詰から打栓までも全てが手作業なので、生産本数には限りが有ります。


実際に、今回リリースされた上記のワインも600本前後の生産だったようです。


そう言った事から、飲食店などで常に在庫するのはほぼ不可能。


なので、ここに飲みに来る価値が上がる訳です(°∀°)b


この上なく上手く出来た仕組みですよね。


連日レストランスパースが満席なのも納得です。


日本の葡萄のポテンシャルをどこまで引き出してワインを造り、そしてどのように料理に合わせるか…


今後の発展と進化を期待したいワイナリーです('-^*)/



【満足度】★★★★☆

【コスパ】★★★☆☆

【接客】★★★★★

【ボリューム】★★☆☆☆


《店舗データ》

清澄白河フジマル醸造所

東京都江東区三好2-5-3

TEL 03(3641)7115