さてさて、畑を後にし車に揺られる事またもや1分足らず…(汗)
富士の樹海の様な山間の道を進むと富士山ワイナリーが姿を表します。
広い敷地内にポツンとあるラボの様な印象の建物です。
建物からも綺麗に富士山を見ることが出来るんですよ!!
ワイナリー内の案内等も引き続き上野さんが担当してくれました。
ここで上野さん情報を少し…
北海道出身の女性で、元々は養豚場で勤務していたんだそうです。
ワイン造りは勿論素人!!
田舎暮らしと、新たな挑戦としてこのワイナリーに来たんだそうです。
経歴を聞くと、畑を一人で切り盛りしているのが更に凄いなと思ってします。
醸造自体は、ニュージランドでワインを造っていた方が手掛けているらしいのですが、この日は山梨の契約農家に出向いていたらしく不在…
先ほどの畑の状況を見る限り、醸造責任者が不在なのは仕方がないですね。
ちょっと残念がありますが、気を取り直してワイナリー内へ!!
入ってすぐのところが事務所兼展示スペースになっています。
実は2010年まで醸造は山梨のシャトレーゼベルフォーレに委託していて、コチラで本格的に醸造が始まったのは2011年のヴィンテージから。
フランスの各地のバルクワインを瓶詰した“生ワイン”のシリーズと、EU認定第1号ワインとなった“ドメーヌ・シゼン”が主力商品です。
あ、ちなみに写真の大量に置かれている青いエチケットの瓶の中身は“富士山の湧き水”です。
施設内の発酵タンクは全てステンレス。
バルクワイン用の10000ℓのタンクが2つと、2000ℓのタンクが6本、更に小さなタンクが数本置かれていました。
仕込みに使われている葡萄は、言うまでもなく山梨産の甲州。
現在はオールステンレスで製品化されていますが、部屋の片隅にはフレンチコークのバリックが2つだけ試験用に置かれていました。
ミレジムの甲州へのこだわりは、並々ならぬものらしく
『富士山が見える所で、静岡産甲州100%のワインを造る』
と言うのが、このワイナリーの10年計画なんだそうです。
ワインインポーターがここまで甲州にこだわるのは、甲州と言う葡萄品種に将来性を感じてのことなのだと思います。
実際、近年の甲州の生産技術の向上は目覚ましく、シャルドネにも負けないパワフルなワインも増えつつあります。
静岡の甲州は、山梨とは違う可能性を持っていると思うので、頑張って欲しいですね。
葡萄の話はこれくらいにして、ワイナリー内を見渡すと機材はほぼ現在の最新機器。
いつでも生産量を増やせる算段になっているみたいです。
写真には収めませんでしたが、建物の片隅には日々検査を行うスペースも有りこじんまりとまとまっていますが、中々設備の整ったワイナリーです。
建物中央には中2階の部屋へと繋がる階段があり、部屋の中は真っ白な清潔感のあるテイスティングルームになっています。
で、勿論しましたよ!!!タップリとテイスティングをо(ж>▽<)y ☆
山梨産甲州を使った4本の“ドメーヌ・シゼン”と、フランス産の3本の“生ワイン”の計7種類。
まずは“ドーメヌ・シゼン”と““ドメーヌ・シゼン・キュベ”の2本を飲み比べ。
ヴィンテージは2012年ですが、程よく酸が残っていてスイスイと飲めてしまうライトなテイストです。
和食には非常に合わせやすい仕上がりのワインだと思いますよ(°∀°)b
で更に、同じく“シゼン”になるであろう2014年仕込の醸造途中のワインもいただきました。
こちらは、山梨市牧丘町の葡萄のみで仕込まれています。
棚栽培と、垣根栽培の2種類でそれぞれ仕込まれていて、同じ地区とは思えないくらい個性が違います。
垣根は程よい酸があり、キレが良くさっぱり系。
棚は酸がきつくレモンの様な柑橘系のテイストが口いっぱいに広がります。
どうやら棚の方は、にごり系で仕込んでいるらしいので、今後時間と共に酸が丸くなっていく事でしょう。
いつごろどういった形でリリースされるかは不明ですが、棚の方は期待大かも知れません('-^*)/
最後はフランスの“生ワイン”のシリーズを3本。
ラングドックのシャルドネ、ピノ・ノワール、そしてボルドー。
どれを取っても平均的なテイストです。
小売で1300円ほどなので、デイリーワインとしては全く問題のないワインでした。
全体の印象として、色々な試みをしているワイナリーだなと感じました。
日本のワイン産業をより幅広く広める為には、こういったワイナリーが必要なのかも知れません。
将来的に、貯蔵庫やカフェスペースも併設していくようなので、今後に期待したいですね。
2時間ほどの滞在でしたが、今回も勉強させていただきました。
帰り際、夕暮れの富士山も見ることが出来て満足です(^-^)/
そして、丁寧に案内をしてくれた上野さん!!
本当にありがとうございました!!
機会あれば畑のお手伝いにお伺いしますね('-^*)/








