久しぶりに京都へ行った
お世話になっているギャラリーへ
上立売上る 安楽小路町
京都の地名は素敵だな
この辺りはまだ静かだが、
外国人がリュック背負って、お寺を散策して歩く姿はよく見かける
連休にも関わらず、道は空いてる
例のウィルスの影響みたい
古民家のギャラリーは
入るなり、段飾りの立派なお雛様
ギャラリーオーナーのまゆさんが
「私や私の娘のお雛様ではないんです」
「ある、ご高齢のご婦人が、
還暦のお祝いにご主人からプレゼントされたお雛様なんです。プレゼントされた後、ご主人が他界され、今は奥様も高齢になり、自分でお雛様を出す事が出来ないので、うちで飾らせて頂いているんです」
想像力をふんだんに使いドラマを描く
ご婦人は、子供の頃、お雛様を買ってもらえなかった。或いは、戦争でそれどころではなかったか、焼けてしまったか、、、還暦の赤子に戻ると言うその時に
それを知っていたご主人がプレゼントした、、、
あぁ。。。
大きなため息をつく
なんて、素敵なお話
同時に
なんて情け無い私
還暦に赤いグッズで
何を買ってもらおーか、
何を買おうかと、もう企んでいる
赤い車、
赤いバッグ、
赤い皮ジャン、
赤子に帰るこの意味は
赤子の如く、何も出来ない自分にたくさんの人が手を貸してくれて生きて来られた事を思い出し、忘れていた謙虚さを思い出す為。
神さまに感謝、人に感謝と謙虚、人に言うてる割になんやねん自分
と、
反省しながら肩を落として車で帰って来た
ご主人の優しさを
お雛様を出せなくなった今でも
忘れない、しかも、飾って欲しいと願う気持ち
うちで飾りましょう、皆さんにも観てもらいましょうと、引き受けたギャラリーbe京都さん
素敵な愛を胸いっぱい感じて
家に着く頃には、、
さて、還暦のお祝いは
寒い時期だからハワイでしようと、、
密かに企む
謙虚に企む