新年度から年中となった自閉っこ姫しーちゃん。気が早いようですが、そろそろ就学について考え始めています。

 

しーちゃんは普通級は難しいので、支援学校か支援学級かという選択になりますが、私は支援学校に行かせたいと思っています。

 

理由としては、支援学級の先生が自閉症など発達障害の特性をきちんと理解した上で指導をできるという保証がないためです。

 

実は、私がアスペルガーだと思っている義兄は教員免許を持っています。

義兄は子どもが好きなわけでもなく勉強を教えるのが好きなわけでもありません。自分自身が大きい子どもなので、対等に話せるのが小学校低学年までの幼児なのです。とにかく学校という場にものすごく執着していて、子ども相手の仕事しかやりません。

 

義兄は勉強が苦手で(←この時点ですでにおかしい)、まず教員採用試験の学科試験で落ちまくりました。夫いわく義兄は分数の割り算もできないそうなので、学科試験が通らないのも当たり前(勉強が苦手な先生ってやだなーゲッソリ)。それでも何度も試験を受けるうちに出題傾向がわかってきたのか対策をして、ようやく学科は通るようになったそうです。

 

ところが今度は面接に通らない。受けては落ち、受けては落ちというのを、もう20年以上繰り返しています。

東京都の小学校の教員採用試験の倍率が1.1倍となり、従来は落とされていたような人までが採用されているという報道がありましたが、義兄はそれでも受かりません。

 

義兄を一目見れば「ああ、この人には任せられないな」と誰もがわかります。

 

そんな義兄でも、いちどだけ支援学級で教えたことがあるのです。

 

仕事が務まらずに同僚とトラブルになり、一瞬で辞めましたが。

 

私はこれまで、支援学級の先生は専門性があり、障がい児支援に意欲がある人がなるものだと思っていましたが、現実にはそうではないですよね(もちろん素晴らしい先生もいらっしゃると思います)。

 

それだったら、ちゃんと専門の免許を持っている先生のいる支援学校のほうがずっといい。

 

私は体裁とかプライドみたいなものはもう心底どうでもよくて、徹底的に“実”をとる主義です。