これまで私の親族にまつわる話を長々と書いてきましたが、書くことで自分の頭が整理され、気持ちが落ち着きました。
父は妹のために叔母の遺産全額+自己資金で家を建て、引っ越しその他諸々の費用を負担し、1円の家賃もとらずに住まわせています。妹③からは「敷地に野良猫にウン●された。何とかして」とかしょうもないことで電話がかかってきます。
妹③は過去に統合失調症と診断されましたが、自分が死んだあとは土地を父に残すという念書を書くという取り決めを守らないどころか、「父が死んだあとも妹③を生涯タダで住まわせ続ける」という覚書を書くように要求してきました。
父は私に無断でしーちゃんの障害のことを妹③に伝え、土地を残してやってくれるように頼みましたが、なんの益もありませんでした。
統合失調症者でも計算は働くようで、どこまでも自分のことしか考えていません。
父は情の濃い人ではありますが、一言で表すならダメ人間製造機です。
どこまでも寄り添い、何もかもやってあげようとする。
どこまでもどこまでも甘やかすので、依存心の強い、甘ったれた、精神年齢の低い、他力本願な人間ができあがります。
そして自分が死んだあとの手配を考えず、自分のほうが長生きすると思い込むことで、本当に面倒なことから目を背け続ける。
妹③の家にかかる固定資産税は当然のように父が払っており、父の死後は母が払うことになっているそうです。
母は父と同じ年なので、どう考えても妹③より母のほうが先に死にます。
そのあとはどうなるのでしょうか? もしかして私が代わって払うのでしょうか? 私の両親が死んだら妹③が自分で払うようになるのでしょうか? 払えるんだったら今から払えよと思う私は心が狭いでしょうか?
父はそのへんを曖昧にしたまま死んで、もめごとの種を残すのでしょう。
祖父母は土地を含め遺産をすべて妹③ひとりに残している上に、妹③は障害年金をもらっていて障害者雇用でも働いているので、経済的には困っていません(家賃ゼロだし)。
私はせめて固定資産税くらいは自分で払わせるべきだったと思います。できることもやらせないことが成長を阻み、結局は本人のためにならないのです。
父は妹③に住まいを確保し、障害年金ももらえる手はずをつけているので、妹③は生涯困らず生きていけます。
父は自分の働きに満足しているでしょう。
その通り、父による「妹③を守れプロジェクト」は大成功です。私という小さなどうでもいい人間が人生で大きな不利益を被った以外は。
きょうだい児・障がい者支援のなかで不幸な人間を一人でも生み出してしまったら、それは失敗なのだと私は思います。
そうならないためには、自分の人生、自分の家族は絶対に犠牲にしないと決意し、一線を引く覚悟が必要だと思います。
私は妹ちゃんにしーちゃんのお世話をさせようとはみじんも考えていません。
もし妹ちゃんに子どもができて、自分の子どもそっちのけでしーちゃんのお世話をしなければいけないことになったら、子どもは母を奪われたと感じ、叔母であるしーちゃんを憎むでしょう。私のように。
それこそ最も望まないことです。
そして、自分が死んだあとをスタートラインに、支援の在り方を考えてゆけばいいと思います。
明日は、きょうだい児の親として思うところを書きます。