週明けから本格的な寒さになりましたね。

 

先日の記事でご紹介した『自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで』には印象的な話がいくつもありました。その一つが、重度自閉症である著者のイド君には人のオーラが見えるという話。

ブルーや黄色、茶色など人によって異なる色のオーラが見えるそうです。

 

 

 

 

私はスピリチュアル系の話は信じないのですが、この話を読んだとき「そういうこともあるかもしれないな」と思いました。

 

世界の見え方は一つであり、誰もが同じ世界を見ているというのが常識ですが、もしかしたらそうではないのかもしれないと思った体験があるからです。

 

わが家の自閉っこ姫がまだ1歳代だったときすべり台で遊んでいる最中に、急に姫がななめ上空を見て恐怖?に顔をひきつらせてプルプルし始めたことがありました。姫の目線の先には公園の木しかありませんでした。姫はいったい何におびえたのでしょう?

 

また、私自身は自閉症ではありませんが(たぶん)、幼少期の不思議な記憶があります。

私が2歳のとき、父が購入したピアノが家に届いた日のことです。私は誰かに抱っこされていて、何人かの人たちが部屋にピアノを設置しているのを眺めていました。そのとき、ピアノや配達の人の周りから白いドライアイスのような煙が幾筋も立ち上っているのが見えました。私は抱っこされながら、あの白い煙は何なんだろうと不思議に思っていたのをアラフォーになった今でも覚えています。

 

幼い子どもや発達障害者には、定型発達の大人には見えないものが見えるのかもしれません。

 

イド君は音を聞いたときにその音の形や色が見える共感覚の持ち主なのですが、人によって世界の見え方は違うということを常に忘れずにいたいです。