前回の記事では、夫の乳がんが見つかった時のことを書きました。
そのおよそ2か月後、新たに舌ガンが見つかりました。
夫はもともと虫歯になりやすい体質で、いつもしつこいぐらいに磨いていました。
ある日夫の口臭に違和感を覚え、そのことを本人に指摘しました。
40歳を過ぎているので歯周病があっても不思議ではないのですが、ただの歯周病ではないような形容しがたい変わった臭いでした。
夫も気にして、歯医者さんで見てもらうと言いました。
歯医者さんで夫は、舌に口内炎のようなものができていることを指摘され、夫がずっと前からあると答えると、紹介状を出すからすぐ口腔外科を受診するように言われたそうです。
(夫よ。。気づいてるならほっとくなよ。。
)
夫は鶴見大学を受診しました。その夜「話がある」と切り出されたとき、私はなんとなくガンかなという気がしていました。というのも、ガンは特有の臭いがあると知っていたので、夫の口の中の臭いはそれではないかと思っていたからです。
(実際にガンの臭いだったのかはわかりません)
心の準備はできていたとはいえ、いざ聞いたときは絶望しかありませんでした。
すぐに手術の日程が決まり、夫は舌の一部を切り取る手術を受けました。手術直後はツバを飲み込むだけで激痛が走り、辛かったそうです。
手術を終え、しばらくは文字通り舌足らずなしゃべり方になっていましたが、だんだんと元と変わりなく話せるようになりました。
再発するとしたら2年以内だそうで、今は定期的に検査を受けています。このまま再発せず完治してくれることを祈るばかりです。
舌ガンをはじめ口腔がんは希少なので、口の中にガンができるイメージを持つのは難しいかもしれません。口腔がんも早期発見が重要なのは他のガンと変わりませんから、気になる症状があったら即刻病院を受診してください。
次回は、舌ガンになった原因について書きます。