男性が書いた恋愛本は女性にとって頼れる味方である。恋活や婚活をする上で異性の目線というのは欠かせないものだが、女性向けの婚活本では意外とこの部分が忘れられがちだ。その結果、男性に手料理を押しつけたり一人よがりな自分磨きをしたりして空回りし、身をすり減らすことになる。
好意丸出しでグイグイくる女はキモく見える―残酷だがこれが男から見た真実である。
『スパルタ婚活塾』は婚活というより恋活本である。見合いや結婚相談所で活動している人より、恋愛をいかに結婚につなげるかという目線で書かれている。ある程度の恋愛経験がある女性向けと言えるだろう。
著者の水野敬也氏はいわゆるイケメンではない。だからこそ様々な恋愛本を読みあさり、モテるための努力をしてきたという。確かに、勉強と同じように恋愛も努力―的外れな努力でなければ―した分だけ偏差値が上がるものである。努力をしない美男美女より、自分の器量の程度を冷静に見極め、モテるために血のにじむような努力をしてきた非・美男美女のほうがモテるのは事実である。
本書に好感を持てるのは、一般的な婚活本ではふっとばされている「愛」というワードがちゃんと出てくるところである。文章もおもしろいので、婚活女性には一読をおすすめしたい。
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スパルタ婚活塾
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