結婚相談所では、お見合い後に双方が交際を希望すれば交際成立となります。ただこの段階はまだ仮交際というお試し期間。本交際(真剣交際)に移行するまでは新たにお見合いをしたり、並行して他の女性と仮交際することはルール上認められています。

 

並行しての仮交際については結婚相談所によってスタンスが異なります。一人の女性と仮交際している期間は新たなお見合いは組めないところもありますし、逆に仮交際の並行を積極的に勧めているところもあります。

 

めでたく成婚退会できるか、成婚できないままに退会することになるかを分けるのは、スペックよりも戦術にかかっています。的確な戦略を立てて活動しないと、どんな高スペックの男性でも婚活地獄に陥り、時間とお金をさんざんムダにした挙げ句、望む相手と結婚できないという結末に至ります。むしろ、お見合い・仮交際の成立率が高い高スペックの男性ほど、並行仮交際の罠に落ちないよう注意しなければなりません。


結婚相談所が並行交際を推奨するのは、建前上は「たくさんの人と交際する中でベストな人を見極めるため」です。しかし相談所もビジネスである以上、どんどんお見合いさせ、新たなお見合い料を取ることができるからという面があることは否定できません。

 

しかし、並行交際こそが婚活の最大の罠です。実は、選択肢が増えれば増えるほど人は決めきれなくなります

 

結婚相談所は男性会員のほうがずっと多いため、ごく平均的な容姿、比較的高収入、40歳未満であればお見合いを成立させることは難しくありません。月に何件もお見合いを組むことも可能でしょう。次から次にお見合いをし、感触の悪くなかった相手と仮交際をすることにしたとします。男性の場合、初対面でピンとこなかった相手と何回会ってもたいして気持ちは盛り上がらないはず。盛り上がらないまま淡々と仮交際を続けても、結婚したいという気持ちにはなりません。結局、何回かデートしたところで交際を打ち切ることになります。熱意のなさが相手に見破られ、先方から打ち切られることもあるでしょう。その場合、その相手とのデートに使った時間とお金はすべてムダになります。

 

相談所の在籍期間が12か月を超すと、成婚退会できる率は大幅に下がることをご存じでしょうか。並行交際を続けるうちに、結婚を意識した交際という当初の真剣みは薄れ、いろいろな女性と会ってデートすること自体が楽しくなってきます。こうなると成婚はいよいよ遠のきます。特に、今までの人生でモテてこなかった男性は知らず知らずのうちに交際スパイラルに陥りやすいので要注意です。

 

女性は男性から真剣に口説かれることで徐々に気持ちが動いていきます。これぞと思う相手は焦らずゆっくり時間をかけ、相手の心を自分に向けさせていかなければなりません。並行交際をしていると、時間やお金というリソースはどうしても分散することになります。毎回お金をかけたデートをすればいいというものではありませんが、デートの間隔が空いてしまうのは問題です。出会って間もない時期は意識して集中的に会うようにしないと、相手との距離を縮めていくことはできません。

 

ただ、例外があります。最低限の条件を満たす相手でよいからできるだけ早く結婚したい男性は、どんどん並行交際すべきです。お見合いの申し込みがきたら必ず承諾し、お見合い後は必ず交際申し込みをし、できるだけ多くの女性にチャネルを作ってください。そうやって3か月間交際を続け、最終的に自分を断らなかった相手と結婚するのが最も確実な方法です。この方法を1年以上続けるのは実質的に難しいので、1年以内の短期婚活で決着をつける覚悟をしてください。

 

本気で好きになった相手と結婚したい男性は、密度の濃い交際をするためには、できるだけ早い段階で本命一人に絞る必要があります。

これぞと思う相手に出会えたら、真剣かつ熱くアプローチをかけ、一本釣りする。これこそ早期に成婚退会を果たす極意です。

 

【ポイント】

・並行交際は交際の密度を薄める

・本命の相手にだけ集中して時間とお金を投資する