アラフィフ夫婦のセブ島移住奮闘記

アラフィフ夫婦のセブ島移住奮闘記

アラフィフ夫婦が何度かのセブ島留学を経て、セブ島への移住を決断!実行するまでの記録

以前、クオータービザと呼ばれるフィリピンの永住権を取得した記事を書きました。

その際、VISAのことに少し触れたのですがもう少し詳しくクオータービザというもののことを書いていきたいと思います。

フィリピン移住をご検討の方の参考になれば幸いです。

 

クォータービザ(Quota Immigrant Visa)は別名「13VISA」とも呼びます

他には13aというビザもあり、こちらは配偶者VISAのことなので間違われやすいです

実際、私と夫さんがフィリピンの入国審査を受けたとき

夫さんの担当者はこの13VISAに詳しくなかったらしく「アナタの配偶者はフィリピン人なのか?」と質問。

夫さんは「違う、日本人だ」というと首をかしげさらに手続きが複雑に??

すでに手続きを終えて入国審査ブースの後ろで待っていた私を指して「彼女が妻」というと、係員は振り返って「Are you Filipino?」と聞いてきたので「No,I'm Japanese」と答えるとさらに怪訝な顔に。

13aならば配偶者がフィリピン人のはずなのに??という感じです。

そのうち詳しい人が来て彼に説明をして無事に夫さんは入国審査を抜けられました爆  笑

紛らわしいんですよね、13と13aあせる

 

で、このクォータービザ(Quota Immigrant Visa)は日本人を対象に特別に1年につき定員50人に取得が許されているもので、この50人というのは毎年1月にリセットされ、更新されます(1月10日前後)。

定員に達したときに締め切られるということなので、申請は早いほうがいいのは間違いありません。

ただ、定員内にあっても落ちるということもあるようなので手続きなどはきちんと行う必要があります。

特に書類とかややこしいので漏れのないようにあせる

年齢は35歳以上(私達の申請当時)であれば誰でも取得でき、滞在期間無制限、就労制限なしというとても素晴らしいビザ!

預託金という、申請時に一時的にフィリピンの口座に入れておかなければいけないお金があり、これが

50,000USドル
しかしこのお金は預けっぱなしというわけではなく、申請が通れば引き出して使うことが可能です。
大きなお金なので預けっぱなしになるのは怖いということで、うちも早々にコンドミニアムの購入資金の一部にしました。
その他の条件は「犯罪を犯したことがないこと」「医師の健康診断を受けられること」です。
犯罪に関しては「犯罪経歴証明書」というものを日本で出してもらいそれをフィリピンへ出す感じでした。
健康診断はフィリピンで受けます。
まぁ、これが色々と大変だったのでした…。
日本の健康診断みたいにスムーズじゃないし、なんかザルなとこあるし…

お食事中の方がいたらアレなのでざっくり語りますが、行うのは検便、検尿、血液検査、X線検査、問診です。
で、検便に関して…ホント、お食事中の方は見ないでねあせる

日本の場合、検便検査って2日分の容器を渡されて4日以内くらいに取って検査時に出すじゃないですか。
薬液みたいなのが入ってて、なんかそれで保存されているんだなぁという感じの。
でもフィリピンのは違います。
健康診断当日の朝に、フレッシュなやつを、昔のフィルムケースみたなのに入れて、出す!

薬液などなにも入ってない、ホントにフィルムケースみたいなやつです。
で、これをポケットだのカバンだのに入れていくわけですが…
フィリピン、暑いです。
炎天下の中1~2時間くらい待たされることもざらです、実際私達も1時間以上外にいました。
多少、医療の知識がある人はもちろん、そうでない方だってさすがに思いません!?
「アレ、大丈夫なの…?ガーン
って…。
炎天下、暑い中、単なるフィルムケースに入れただけのブツ。
待っている間に何か繁殖したり、しない?
そのせいで健康診断落とされたり、しない?あせる
私はかなり、かーなーり、心配になりました!
というのも、私はもともと結構な便秘症であせる
健康診断があるのはわかっていたのですが、そんな当日の朝にいきなり絶対出せと言われても!
でも前日とかだと怖い…だってただのフィルムケースだし…
なので、朝、めっちゃ頑張ったんですよ!
もう時間ギリッギリまでトイレで頑張って頑張って!!
そしたらなんとキレてしまい、じゃっかん、血便にガーン
こ、これ、日本だったら潜血反応プラスになっちゃう!
やばい!!えーやばすぎる!これで落ちたらどうしよう!!
そう思って焦っていたわけです。
必死で「便秘症」「普段から」「切れた」「出血」など単語を検索して覚えてあせる
しかしそんな心配よりも炎天下1時間以上のほうが怖かった!
これ絶対、やばい結果でるでしょって…
なのに…全く問題なし、でした…ウソでしょ…
反対にウソでしょ、って思いました爆  笑

 

そんな感じで健康診断を受けます。

もしそこで何か引っかかってしまったら、審査は通りません。

一旦日本に帰って治療をして出直してくださいということになります。

ただ、高血圧や高脂血症、糖尿病などの持病があっても日本で適切な治療をしていて服薬しているという旨の英語の医療証明書みたいなものを医療機関に出してもらっておけば通る、という話も聞いています。

もし持病をお持ちの方で悩んでいる方がいれば、このあたりは主治医に相談して英語の診断書みたいなものを書いてもらいチャレンジしてみてください。

 

で、私達はエージェントを通して申請をしましたが「自力で申請することは可能ですか?」とのお問い合わせが来ました。

これに関しての答えは…「自力で申請するのは可能。ですが取得は難しいかも」です。

というのも「年間50人の日本人に対して許可される」と聞くとだいぶ取得条件が簡単なように思えます。

実際、アメリカのグリーンカード取得の抽選に比べたらかなり倍率は低いと思います。

ただ、自力で取得しました!という人の話を聞いたことがありません。

私がたまたま耳にしないだけかもしれませんが、当局のコネがないと難しいという噂もちらほら?

なのでもちろん、自力チャレンジ出来る方はやってみたら良いかなと思います。

供託金以外はそんなに費用かからないですし。

ただ、滞在費だの時間だのは結構かかります。

エージェントであればそれをできる限り代行してくれるので、自分たちが日本にいる間も必要な手続きは可能な限り進めてくれますし、現地にいったときも効率よく健康診断やら無犯罪証明やらと各所を回って案内してくれます。

日本語のできるエージェントさんがいれば更に安心です。

私達がお願いした「日本コンサルタンシーサービス」さんは、代表の玉崎さんという男性の方が日本人で。

他にも日本人のスタッフさんがいたり、英語だけどとても親身になってくれるスタッフさんがいたり、送迎はドライバー付きの車で行ってくれたり、宿泊施設も格安で紹介してくれたりと至れり尽くせりで助かりましたニコニコ

セブにはよく行ってましたが、申請はマニラで行ったため完全におのぼりさん状態で、右も左もわからない状態だったのであせる

料金も明確で明細もくださるし、安心できました。

ビザ取得後も何かとお世話になっているところですニコニコ

 

最近は日本語サポートのあるエージェントさんも増えてきたので、悩んでいる方は色んなところでお話を聞いてみたら良いと思います。

なんかおかしいな?なんか変だな?と思ったら、その直感は大切にして。

危なそうな、以前私の書いた「エージェント選びが大切」についての記事のように「ん?変だな」と思ったら一旦話を止めて、違うエージェントさんを探した法が良いと思いますあせる

「今だけ!」「締切間近!」とか煽ってくるところは危ない気がします。

実際に1月に更新されるため、1月が締め切りというのは間違いないのですが…

今年とれなくても来年があるじゃないか、と思ってください。

もし「フィリピンに永住したい!ビザとらなきゃ!」と思ったのが12月であったとしても!

すぐに飛びつくのではなく、一旦、色んな情報を集めて検討してみてください。

幸い、私達が申請した2019年より今はもっと取り扱いエージェントさんも増え、情報も増えているようです。

よく見定めて選択してくださいねニコニコ