7月27日(月)夜の部  劇団飛翔のお芝居観てきましたビックリマーク



特別狂言最終日 お芝居 「楢山節考姨捨(うばすて)」


この信州大勝館があるこの辺りに伝わる昔話です。

実話ということで、現在も姨捨(おばすて)という地名があります。

それだけに、地元の方は特に観てみたい演目ではないでしょうか。


このお話は、「年老いた親を、その子供が山に捨てにいかなければならない」

という村の風習を描いた悲劇です。


息子に背負われ山の上へ向かう老婆の母が

その帰り道に、息子が道に迷わないよう印をつけておくとこなんか泣けます汗


でも、今回のお芝居では家を出発したところで終わってしまいました。

お芝居の中では、元々そこまでのストーリーだったんでしょうかあせる

正直、「え!? ここで終わり?」と多少残念でしたが

十分泣かせてもらいましたので、満足です 笑




齢60になった母をもつ息子に、姨捨のお達しがきた。

息子(翔炎座長)は役所へ延期を求めるが一向に取り合ってもらえない。

額には地面に頭をつけ土下座した痕。

一方母は、帰りの遅い息子と孫(キャビアくん)を案じていた。


ようやく帰ってきたふたり。

明るく振舞うも、どこか様子がおかしい。

母は察する。

自分は全て受け入れ山に行くから、心配いらないよ・・。


そこへ役人(長谷川翔馬さん)がやってくる。


この役人、顔には引掻き傷と動物の足跡が。。。


役 「おい小僧! さっきこの家の道案内をしてくれた子供ではないか!

   熊に遭遇して引掻かれるわ、タヌキに踏みつけられるわ、大変だったんだそ!」


孫 「うん。 だってケモノ道だもん!」


まぬけな翔馬くんの顔、面白かった~! 不器用な足跡の絵も手書き感出すぎ 笑



役人は姨捨のお達しを伝えたところ、母は深々と頭を下げてすんなり承諾した。

役 「物分かりの良いババアだな! よしよし」


息 「待ってください! お役人さんなら、自分の母を捨てられますか!?」


役 「できんできん。 わしとお前は立場が違う!!」


この場面、ちょっとむかついた。。。


息 「では秋まで待ってください! 今、孫に祭りに着せるための浴衣を縫ってくれているんです。

   その浴衣を着た姿を見せてあげたい!」


役 「できんできん! 秋までと言って、今度は孫の嫁の姿がみたい、今度はその子供の顔が見たい

   だの、いつまで経っても行けんだろーが!」


そこで翔炎座長が翔馬くんを投げ飛ばし、

息 「お役人さまぁ~! そんな手荒は止めてください!」 笑


どっちがDASH! (大爆笑)


さらに投げ飛ばし

息 「お役人様~!! 暴力はいけません!!」 と土下座・・  笑笑


役 「何言ってんだ! どう見てもやられてるのはこっちだろ!!怒」


これを2・3度繰り返し、翔馬くんボロボロっ 笑

翔炎座長 強っ!!


ほんと、どうみても翔馬くんやられっぱなしなのに

「か弱い自分に暴力は止めてください!!」という翔炎さん・・・ 笑


会場中、大爆笑!!  後ろで母役(名前分かりません・・)とキャビアくんも笑ってたラブラブ

翔炎座長って、こういうアドリブの気転が面白くてイイ!!


首かしげながらお役人さんは帰ってゆきました。。 笑



話は一転、山へ行く支度へ・・・。

本当に、タイムスリップしてそういう場面を覗いているような

悲しい空気が充満していました。


母 「浴衣を着て見せておくれ・・・」

孫 「いやだ!!」 とうつむく・・。

息 「ばかやろう! 着て見せてやれ!!」 と今にも泣きそうなのをグッとこらえる息子・・。

孫はとぼとぼと浴衣を羽織った。


この時の母の表情・・

孫を見つめる顔は、本当に優しく、最後の別れの悲しみを堪え、強かった・・・。

キャビアくんも、母の演技につられたのか、すごく感情移入して、とても悲しそうで・・。

見てるこちらも、胸がギュっと苦しい。



いよいよ家を出るときがきた。

外は寒い寒い冬?

(いつの間にか冬っぽい設定になっていました)


息子は母の足を吐息や手で何度も擦って温めました。

この場面も、そうとう泣けました。

翔炎さんが本当に泣いてて、母役の方も目がうるんでグッと歯を食いしばっていた・・。

ふたりスゴイ!


母をおぶり歩き出す。

孫がばぁちゃーん!!ばぁちゃーん!!と追いかける。

小さいキャビアくんがふたりにしがみつき、ぎゅっと抱きしめるところも

もう切なすぎる!


息 「お前が泣くな! 父ちゃんのほうがもっと悲しんだぞ!!

   お前が泣いたら、父ちゃんも我慢できなくなるだろ!!」


涙をポタポタ流す翔炎座長・・・。 床に涙の跡・・・。

この気迫、この演技、天晴れですビックリマーク


残された孫はさんさんと降る雪の中、地べたに倒れ泣き叫びながら見送った。

手を伸ばしても、二人は遠ざかって届かない。

今生の別れの瞬間・・・。


キャビアくんもマジ泣きして、顔には涙の跡に雪(紙)がくっついていました。




はぁ。。。 なんとも胸が締め付けられるお話と、この演技・・!!


この一ヶ月、何度か見させてもらった飛翔のお芝居で

ダントツ良かったです!!


皆さん素晴らしかった!! 


いつも送り出しでは、ほんのちょっと傍観してすぐ帰っちゃう私ですが

この日は思わず、芝居すっごく良かったですビックリマークて言っちゃいました(*^▽^*)



本当に、心に残るお芝居でしたっアップ 最高です音譜