一応タイトル決めた。

なんかしっくりこないけど。う~ん。

時操が満足死しそうな気配に怯えてるんですが…タコ本体はどうなってるんだろう。

 

 

翌日、デスカラスはマリューに案内されて村の中央にある他より少し大きな建物に連れて行かれた。

「改めて。マンチネル魔女協会からここの山に住んでいるという魔法を調査に来た、デスカラス班です」

流石にこういう場ではデスカラスも言葉遣いを改める。

「私はこの村の村長を務めているアレクセイです。結論から言いましょう」

余りに早い展開にイチ達は目をぱちくりさせたが、デスカラスだけが落ち着いて次の言葉を待った。

「そこにいる二人の子ども…カガリとアスランに案内させましょう。魔法と最も親しい子達です」

金髪の少女と、藍色の髪の少年。

昨日の二人よりはやや年上だろうか。それにしても、二人ともやけに不機嫌そうに見えるのは何故だろう。

いや、昨日の二人もそうだったが、魔法がこの村を守護しているのなら魔女=魔法を習得する者という知識があれば歓迎しないのも当然だろう。

それ以前に魔法がこの村を守護するから村も魔法を守る、というよりも魔法自体を大切にして気にかけているという雰囲気がある。

「魔法と出会った後は、あなた方と魔法の問題です」

「…それは習得するのも構わない、という意味にとってもよろしいのですか?」

「我々としては、もう彼らに世俗と関わらず静かに暮らしていて欲しいのですが…何しろとても優しい性格でしてな。自分より他者を優先してしまう」

「それは」

今まで聞いた事のない性格のない魔法だ。

どんなに友好的な魔法でも、価値観そのものが人間と違うのか本当に人間に寄り添うような魔法というものは殆どない。

「信じられないって顔ね」

「…今までにそう言う魔法に会った事がなくてな」

横から口を挟んできたマリューにデスカラスが己の経験から答える。

「…だから嫌なんだ。あいつ、絶対絆される」

カガリがボソッと呟く。

見た目に寄らず粗雑な言葉遣いだ。

「どうかな。面倒くさがりでもあるぞ」

「それが極まった結果があれだっただろ」

「それは治った筈だがな」

「状況にもよる」

「でももう一人で突っ走るなんて事だけはないと思うぞ」

カガリとアスランの会話は、デスカラス達には意味が解らない。魔法の性格や過去の事を話しているらしいのは解るが、何故この年齢の子どもが?という疑問が起きる。

それも魔法と会ってみれば解るのだろうか。

しかし、この二人は昨日の二人より更に大人びている気がする。

「まあまあ、二人とも。とにかく頼みましたよ」

「仕方ない。どうせこの人たちを追い返しても、また別の魔女協会からも来そうだしな」

なるほど、それで許可が下りたのかと納得する。

一度で終わらせる為、という事なのだろう。

なんにせよ、魔法と会えることに間違いはない。後はそれをどう活かすかだ。