お元気様です！
愛媛みかんＰＲ特派員 みかんパートナー＠井上です。
イチロー「10年物語」 (集英社ムック)より、
イチロー「10年物語」 (集英社ムック)/著者不明
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みかんパートナー＠井上が、独断と偏見でつくるイチロー名言録！
今日は、少し趣向を変えイチローの道具に対するこだわりについて書いてみたいと思います。
今日の話題は、グラブ。
ミズノ 硬式グラブ ミズノプロ プロフェッショナル イチロー型 2GW-18009
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現在、イチローのグラブをつくっているのは、ミズノにおけるグラブづくりの最高峰であるマイスター、岸本 耕作さん。
メジャーリーグ、プロ野球の選手を中心に、年間２００名余りのグラブを製作・監修を担当しているという匠。
岸本さんが、イチローのグラブづくりを担当し始めた２００６年の１月。
当時、イチローのグラブをつくっていたのは、大リーガーから「マジックハンド」の愛称で呼ばれる、名人 坪田 信義。
坪田名人から、イチローのグラブづくりを受け継いだ岸本さん。まさか、「つくっては返される」苦悩の時代をすごすことになるとは。
イチローを担当することになった岸本さん、すぐさま、６個のグラブを持っていきますが、１個も受け取ってもらえません。
さらに、６個のグラブをもって自身でシアトルのイチローを訪ねますが、受け取ってもらえたのは６個のうち、たったの１個。
やがて、そのグラブも「使えなかった」と報告を受ける。
その後も、何度もつくり直しては、何度もアメリカに行く日々。
イチローからかえってくるフィードバックは、
『腕にストレスを感じる』
自分がつくったグラブに対して、こんな感想を聞くことすらはじめてだった岸本は、
自分のグラブのどこがどうしてそうなるのかわからない
と悩む。そんな岸本に、さらにショックなことが。。。
岸本が引き継いだグラブづくりが、いったん坪田名人の手に戻ってしまったのだ。
その後、どんな経緯でイチローのグラブづくりが岸本さんの手に戻るかについては、詳しい記述がないので分らないが、
再度、イチローのグラブをつくりはじめた岸本さんは、
「今でこそ、当時のグラブの足りないところはわかります。
手にはめてみればすぐわかる。
結局は『つくり込みが足りない』ということなんです」
と、当時を振りかえる。
イチロー曰く、
『グラブは恋人のような存在』
岸本曰く、
同じようにつくったグラブでも顔が違います。
手にはめて捕球面を手前に向けてみると、顔がいい、悪いがあるんです。
手にしっくりくるいいグラブは顔がいい。そんなこともわかりました。
恋人だったら、美人のほうがいいですものね(笑)」
この二人は、どんなレベルで交信しているのだろう。もしかして、言葉ではなく、テレパシーで交信しているのかもしれない。(笑)
最後に、イチローは、人一倍道具を大事にする選手としてよくマスコミなどで取りあげられますが、
これだけこだわり抜き、これだけの人の想いが関わっている道具だからこそ、心から大事にしたくなるんだろうと思えました。
ちなみに、井上も２０数年間ソフトボールに親しみ、グラブをはめ続けていますが、腕にストレスを感じたことは、一度もありません。
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読んでいただきありがとう。 このご縁に感謝します！
みかんパートナー＠井上