こんばんは!
アナウンス通り、
本日8月3日の更新を持って、『JAZZと太陽』は長期休止に入らさせていただきますm(__)m
下らないブログでしたが、本当にありがとうございました。
再開につきましては、決まり次第、こちらにて連絡させていただきますので、宜しくお願いします。
ということで、更新休止前最期の更新はこちらとなります(^-^
VINTAGE - B-15 FLIGHT JACKET COMMERCIAL(1940's)
機能性を重視して、フロントジッパーがセンターを取らない、B-15独特のスタイル。
民間用のB-15。
ジップは交換されています。
WWⅡは、革命である。
戦争の長期化はミリタリーアウターにも深刻な影響をもたらしており、革不足の問題は当時のフライトジャケットに大きな問題をもたらしている。
レザーに代わる新しいフライトジャケットの開発は急務だったのだ。
1943年。
コットン生地にアルパカライナー使用、ムートンボア装備で、レザージャケットと大差ない防寒性能を持つことに成功したのだ。
B-10は新世代フライトジャケットとして、至急配布が開始されたが、その活躍は僅か一年間であった。
B-10には、一ヶ所、致命的欠点があったのだ。
立体裁断。
立体裁断は、ジャケットを構成するパーツ数を増やすことで、人間の身体に合いやすいよう設計された方法。
この手法はB-10には採用が見送られていたのだ。
こうして露見した、運動性の悪さは、最大の致命傷である。
この問題をいち早く改善すべく、B-10をモデルに、立体裁断方式へと改善して1944年に誕生したのが、今回のテーマ、B-15である。
B-15は初期タイプから10年間、5回に渡りモデルチェンジを行い支給され続けることになる。
インターミディエイトゾーンの定番へと躍進したのだ。
今回のB-15は実物を参考に制作された民間モデルではあるが、スペックは非常に実物に近いものとなっている。
それでは、ディテールを紹介。
ジッパーは惜しくも、YKKのダブルジップに交換済。
本来この年代のB-15には、ベル型タロンや、クラウン・オートロックジップがフロントに採用されています。
ただし、今回のYKKダブルジップのままでは、あまりにも雰囲気が上がらない(ちなみに僕はアンチ-YKK)ので、40’sN-1の革タブを参考に新たに革タブを制作して使用してます。
ペンポケットは、民間モデルにしては珍しく、二本差しペンポケットが使用されている。
B-15のファーストモデルのアエロレザー・メトロスポーツウェア製などに見られる。
同時期のB-15であっても、四本差しペンホルダーが採用されているモデルもあるので確認されたい。
このモデルが民間モデルと推定できる特徴の1つ目が、このミックスリブ。
ミックスリブは40~50’sを代表したディテール。
PXで販売されていたテストサンプルなどでも確認されていたようだが、こうして民間モデルの独自の解釈としてミックスリブが使用されているのは面白い。
民間モデルと推定できる2つ目の特徴が、こちらのフロントのスラッシュポケット。
B-15から採用される、機能性を図ったスラッシュポケットのデザインは、
以降のフライトジャケットのデザインの基礎となる。
この年代のB-15のスラッシュポケット内は10ボタンPコートなどにみられるコーデュロイ生地が採用されているものが多いが、このアイテムはアウターシェルと同様のコットン生地が使用されている。
襟(スタンドカラー状態)
BOA
ムートンボアが採用されている襟周り。
チンストラップ受けは、ボタンが1つの仕様で、初期モデルを意識している。
LINER
ライナーはおそらくアルパカとウールの混紡繊維。
B-15のファーストは、100%アルパカなので、このモデルは民間モデルと考えて間違いないだろう。
BUTTON
チンストラップ部分のポタンは、ファティーグなどで見られるブラウンの尿素ボタンが使用されている。
AIR FORCE MARK
右肩に入るエアフォースマークは、航空部隊が当時、陸軍に所属していたことを象徴する
『ARMY AIR FORCE』プリントとなる。
エアフォースマークの左下に薄く、『ARMY』の文字が残っているのが確認できるだろうか。
おそらくこのステンシルは、フルカラープリントのステンシルが退色したものとみられる。
ということで、今回のアイテムは、非常に興味深い民間モデル。
実際、民間モデルのディテールで、実物の黒タグとして使用されていたB-15も存在が確認されているため、この時代のアイテムの識別は非常におもしろいです。


































