就職し、野球部に入部する。全道大会の常連チームでやはりレベルは高い。自分もそれなりに揉まれて野球をやってきたので、そこそこの自信はあった。


チームのエース格の先輩から、「お前か~? 鳴り物入りで入社したやつは~?」といきなりの先制パンチ。プレッシャーの掛かる一言。「おれが投げてやるから打ってみろ」とのこと。

相手も先輩の意地なのか挑発してくる。自分も負けずと「よろしくお願いします。」・・


打席横に立ち、先輩も慣らし程度に投げていた。これなら打てると・・

しかし、打席に立ち、先輩も本気を出してきて・・・めちゃくちゃ速い・・


打っても、振り遅れてしまう。勝負はあえなく自分の三振。格の違いを見せ付けられた。

守ってみても、硬式と軟式の差があるのか微妙にバウンドも違いボロボロ。高校最後の試合以降、遊んで素振りすらしてない自分の考えが甘かったと思う瞬間だった。


徐々に練習を重ねる内に軟式にも慣れてきてそれなりに対応できるようになった。高校のチームと違い、守備も固く、打たせて取る自分のピッチングにも幅がでてきた。勝星も徐々に重ね、負け試合が多かった自分にとっては、すごく楽しく充実していた。


とある大会での決勝。これに勝てば全道大会にいける試合。もちろん大事な試合は先輩エースが投げ、自分はサードを守っていた。終盤のピンチにマウンドに内野が集まる。和ますつもりで先輩に「これに勝ったらススキノいけるっすよ~」といったら・・ふざけるなと一喝。


試合は逆転負け。その後の反省会でお説教を受ける。

・・・・和ますつもりで言ったのに・・(泣)


その時、もう一人の先輩が自分を買っていてくれて、かばってくれたのか「こいつが投げていたら勝っていたかもしれないぞ」の一言。

先輩同士の口論が始まる。非常に居ずらい雰囲気。 余計なことは言わないほうがいいと思う一日だった・・