2018年の手術で嚥下障害になった。

 

 

胃ろうからしか食べられない自分。


 

実家に帰る度、

たまに言ってくれるのが、

 

「飴舐めたら。」

 

 

その度に飴はあんまり好きじゃないと。

 

食べれない自分に対する思いやりを

無下に断っていた。

 

 

甘いだけだと、

子供の頃から飴は好んで食べない。

 

 

でも最近、

もしかしたら何十年も舐めていないし、

美味しく進化しているのかも知れないと思いだした。

 

 

先日消耗品を購入するついでに

飴を購入してみた。

 

 

いざ口に入れようとすると、

 

飴が入らなかった。

 

1センチ程しか開かない口には

飴は入ってくれない。

 

 

少ししか出せない舌。

 

これも同じ手術で舌も一部切除している。

 

その舌を出して舐めるぐらいしか出来なかった。

 

 

口に入れるには飴を割るしかない。

 

 

実家に帰った時に、

 

その話をして余っているペンチを貰って来た。

 

 

ペンチで小袋に入っている飴を割った。

 

 

粉々になった飴は、

何か危ない薬のようになった。

 

粉を指に着けて舐めるのは正にヤバイ薬のよう。

 

飴自体は物凄い美味しい訳でありませんが、

 

親のお陰で味わう選択肢が増えました。

 

 

 

今日も生きててえらいぞ、自分。

 

 

あずき塩飴も買ってみたりしています。

 

虫歯対策で味わった後のうがいはマストです。