過去ブログです。

 

2019年11月3日(日曜)

の朝の事でした。

 

朝9時半ごろに喉から出血。

 

結構多くて、何度うがいしても吐き出した水は真っ赤。

 

少量の出血ではなく、

結構な量の出血。

 

日頃から痰の吸引で血が引ける事はよくある事でした。

その時の出血は少量です。

 

喉の奥なので止血として押さえたりが出来ない。

 

こうゆう時は顎を引いてじっとしているしかない。

 

 

過去にも喉から出血した経験があったので、意外と冷静でした。

 

その時は大量出血というぐらい

の肌感覚。

 

2016年9月か10月のある日。

 

丁度癌(中咽頭がん)が発覚して、治療の為に入院する前の期間のある日でした。

 

喉から今まで

体験した事が無い量の出血が。

 

この時もうがいしても、

うがいしても吐き出す水は真っ赤。

 

永遠に出るのかと怯えました。

 

 

癌は出血しやすい。

 

その時、ネットを検索して得た知識。

 

同じ中咽頭がんのブログに辿りつき、そのブログの方も癌から大量に出血して緊急入院していました。

 

恐ろしい。

 

自分もそうなるのだろうか?

 

癌治療をする前で嚥下機能があったので、飲み込まずに済んだのは不幸中の幸いでした。

 

遅い時間帯で入院予定の大学病院に連絡するべきかうだうだと迷い続けます。

 

ひとり部屋でどうしていいか分かりません。

 

今思えば119番に連絡するべきでしたがそれもしませんでした。

 

今と違って病院にお世話になる事がなく、119番へのハードルが凄く高く感じていました。

 

どうする事も出来ずに、

顎をひいてじっとしていました。

 

溜まった血をたまに吐きに行ったり。

 

 

ようやく止まった時、

時間は3時間経っていました。

 

 

対応としては間違っていたと今は思います。

 

 

でも癌からの大量出血で、化学放射線に恐怖していた日々から、早く治療したいという思いに少し変わりました。

 

 

そんな2016年があったので2019年はとりあえずじっとするして止まるかどうか試そうとしました。

 

2016年よりは出血量も少なかったのも冷静な原因。

 

在宅医療という環境で助けを呼べる事もあります。

 

入院する前だった大学病院も、3年お世話になっているので2016年とは関係性も違います。

 

 

2019年11月3日は結果、1時間で出血は止まりました。

 

この1時間をまだ長いと考えるのか、短くなったと考えるのか?

 

当時は短くなったと考えていました。

 

 

 

この時も、

今日も生きててえらいぞ、自分。

 

 

2016年に関しては、絶対に119番に連絡するべきでした。

 

2019年11月3日は咽頭再建手術も受けた後だしそんな時もあるのかぐらいの思いでした。

 

2016年に関して、怖くて怖くて堪らない3時間でした。

 

今思い出しても怖い思いでです。

 

 

2019年11月3日の後の通院や訪問診療でこの事をどう伝えてどういう分になったのかは記録も記憶も残念ながらありませんでした。

 

2023年現在は喉から大量出血したりはありません。