熱はあるが、
体調が回復してきた午後。
15時ぐらいに、主治医が来てくれた。
ベットに横になり、顔も上げられなかった自分が、覚醒して話が出来る状態に戻った事に、「良かった。」と先生。
「なぜ熱が出ているのか?」
は先生も謎だと。
話は、五日前に受けたMRI検査の話へ。
口内の二つの腫瘍は、MRI検査では問題なしと出ていると。
言葉は聞き間違っているかもしれないが、
「口内に腫瘍形成が2つ 小さくなってきている。」
腫瘍形成というのが聞き間違いかもです。
「抗がん剤が効いているのだろう。」
主治医の言い回しでは、
腫瘍が小さくて、MRI検査で写らなかった。
これから癌になる腫瘍だろうという感じだった。
自分としては、抗がん剤が効いて小さくなってきて入れば、万々歳。
勿論いつか、抗がん剤が効かなくなる日が来る事は考えますが。
抗がん剤不可、手術不可の自分には、もう抗がん剤しか残っていません。
主治医のMRI検査を嬉しく受け止めた。
看護師さんと話せるようになり、この日に分かった事があった。
点滴は、栄養補給だった事。
普段は一日三回、半固形ラコール2パック入れているが、
入院中の今は、1日朝夕の2回。
昼を抜いている分の点滴だった。
何か治療している点滴では無かった。
高熱は、夜7時ぐらいに、初めて、7度台前半の微熱に。
4日間続いた高熱も、微熱になり楽になったが、
夜遅い時間には、またしても8度台へと戻っていった。
なぜ高熱がでるのか不思議だった。