救急搬送された大学病院から戻って来て、眠りに就いてから約6時間後。
訪問看護からので電話で起きると体が動かなかった。
体を起こす事も、腕を動かす事も出来ない。
栄養も、薬も入れられないと判断し、
訪看さんに来てもらうようお願いした。
朝の薬を入れて貰いたいという思いがあるせいで、訪看さんが来るまでの時間は長く感じた。
実際には、30分ぐらいで来てもらえていたと思う。
訪看さんは家に入るなり、まずバイタルをチェック。
訪看さんは、
「38.5度、熱がある・・・」
自分は、まだ朝の薬を入れていない事を伝えた。
体が動かないので、とん服のコートリルも一緒に入れてほしいと伝える。
訪看さんが胃ろうからとん服と
朝の定期薬を注入。
それでも、全く変わらず、動けない。
体を動かす力が全くない。
初めての言葉を訪看さんに伝えた。
「入院したいです。」と。
今まで、何度も入院を勧められても、断っていた自分が
もう無理だと思わずにいられなかった。
「そうですね、これでは入院せずには無理ですね。」と訪看さん。
そこから、訪看さんが、訪問診療の病院に入院できないか電話。
訪問診療の病院から折り返す事に。
その間に、訪看さんがテキパキと入院の準備をしてくれる。
替えの下着。
毎食前の定期薬、塗り薬。
胃ろう注入セット。
半固形ラコール、段ボール持っていく事に。
カバンに歯ブラシなども詰めてくれる。
テキパキと冷静に準備してくれる姿は頼もしい。
訪問診療の病院から折り返しの電話が訪看さんへ。
訪問診療の病院が、大学病院への入院の手はずを整えてくれたよう。
治療中の自分は、やはり通院中の大学病院への入院となった。
訪看さんが、救急車を呼ぶよう連絡。
「自分では、行けません。」と訪看さんが救急隊員へ伝えていた。
電話を終えた訪看さんより、
「今から救急車が来ます。両親へ今から電話します。」
両親に電話した後、母親から自分にも電話が。
「うん」ぐらいしか話せなかった。
救急車は本当に直ぐ、来てくれた。
時間は、14時。
朝2時に、一度救急車に来てもらっていて、その12時間後にまたしても来てもらうとは・・・
自分が念のために入院しても良いと言われていたのに、家に戻った事が申し訳なった。
ベットから運ばれて、家の外の救急車へ。
またしても、救急車で大学病院へ。
一日に2度目の救急車で・・・
続きます。