この頃のどう思っていたか?
状況は、再々発。
手術不可、根治不可。
最後の治療として、
オブジーボを外来で2週に一回。
体調は悪化。
オブジーボの奏効率は、約30%だと説明を受けていた。
効果が出る人が、三割。
自分は、その三割には入らないだろうと思っていた。
理由は、今まで体験によるもの。
手術時、インフォームドコンセント。
その中で、先生が、「数%ですけど、この様な合併症が出るごとがあります。」
如何にも、滅多にありませんかという説明。
実際、数%の合併症なのだろうが、それに何度も当たって来た。
たしか1%とか、一桁%とかの合併症や副作用に。
数%も、自分がそうなれば100%となる。
自分には、ヒトパピローマウイルス陽性で、治療効果が高いという話も、おとぎ話のよう。
そんな自分が、3割の方に入るわけがないと本気で思っていた。
両親に、オブジーボは受けないと本気で言っていたのもそれらが理由だったし。
自分は頭が悪いのか、正常性バイパスなのか?
余命宣告の半年から1年を前向きに捉えている節もあった。
余命宣告の半年に当たる、10月までは生きていると信じていた。
体調が悪いと言っても、
15時間手術の術後感染症時は「殺してください。」とお願いしていた時よりはましだった。
どれだけ状況が悪くなろうとも、
10月までは、生きていられると本気で考えていた。