2021年9月20日、この日。
2016年9月20日に、癌と診断されてから、5年経った。
何時か、5年経ちましたというブログを書きたいなぁと思っていた。
先輩達のブログを羨ましくも思っていた。
あの日から、5年後の今、生きている。
生きている。
気持ちは、未来を生きている様。
5年生存率については、微妙な思いがあります。
2016年の診断時、中咽頭の原発部が3センチ以上、首の左側には転移癌が複数あった。
ステージ4との診断。
ステージ4の場合、5年生存率は、40%台。
その後入院し、ヒトパピローマウイルス陽性と検査結果が。
陽性であれば、予後は良いと。
2017年にHPV(ヒトパピローマウイルス)感染の診断によってステージが変わるようになった。
新たな判断基準で見てみると、
自分はステージ1となり、5年生存率は80%。
でも、先生に自分の癌は浸潤していたと言われていたので、
自己診断が間違っている可能性は高いとは思いますが・・・
中咽頭癌のステージが変更されていたのを知ったのが2018年の事。
今ブログで書いている過去の辺り、自分がステージ1の初期癌とは到底思えない頃。
ステージは、あくまで数値で、目安にしかならない事は分かるが、
色々と複雑な思いを抱いた。
ステージ1とは思えない予後。
辛い治療しても、治療しても再発した癌。
そして、完治不可となり、余命宣告。
現在は、死ぬまで抗がん剤治療が必要とされている。
ステージ1って、初期癌なのでは?
癌は癌だしなぁとも。
5年生きたのに、暗いブログとなっています。
暗い事を言うなと思う方が正しいです。
生きていて良かったという思いも強いですが、
一方で、抱えている思いもあります。
結構単細胞だと思う自分ですが、人間は複雑です。
でも、5年前の自分に、大きな声で言いたい。
生きてるぞーーーーーー
辛い治療中に、小林先生の「柔道部物語」に力を貰いました。
生きているからこそ、大好きな小林まこと先生の新作が読めているぞ
これも過去の自分に伝えたい。