「ビリッ」

 

 

痛いポーン

 

 

痛みで、目が覚めた朝7時過ぎ。

 

 

痛みの元は、首。

 

 

首の右側だ。

 

 

首の皮膚が裂けたような痛み。

 

 

もう少し寝たいと思ったが、痛みが何度も襲ってくる。

 

 

寝がえりした時に裂けたのか?

 

それとも、無意識に爪でかいたのか?

 

 

出血しているのかと鏡を見に行ったが、出血は無し。

 

 

ヘパリンクリームを塗りながら、恐る恐る痛む箇所を触ってみる。

 

 

傷もないし、イボのような突起物もない・・・・

 

 

痛みは、色々と嫌な想像をしてしまう。

転移を想像してしまう。

 

 

一時、治まるが、忘れた頃に「ビリッ」と痛む。

 

 

そんな状況が、2時間ほど。

 

 

兎に角、首を動かさないように過ごしていと、

10時過ぎからは、痛まないようになった。

 

 

放射線治療、リンパ節郭清術を2度、

形成手術、皮膚移植手術。

 

 

沢山の治療を受けてきた首。

 

 

今も膿が大量にでる。

 

 

悲惨だなとか、かわいそうだなとか思われる方もいるでしょう。

 

 

状態は良くはないが、少しずつ皮膚は改善に向かっています。

 

 

癌治療も凄まじいのですが、人体の回復力も凄まじいと感じています。

 

 

首には多分、紙で切ったときみたいな切り傷が出来たのかなぁと思っています。

 

でもでも、痛みてやつは、嫌だなぁ。

 

麻痺して痛みを感じない方が、生命の危機に陥る可能性もあるしなぁ。