大学病院の通院の日。
耳鼻咽喉科で、受付し、
体重、体温、動脈血酸素飽和度(SpO2)、脈拍数のチェック。
外来化学療法室で、検尿。
そして、採血し、点滴用のカテーテルが入る。
そのはずが、倒れてしまった。
採血時、初めての先生。
先生自体は、当番制で、コロコロと変わるので、初めての先生もよくある事。
手を台の上に乗せると、
台が若干低い、
少し、辛い姿勢になったが、すぐ終わるしなぁと考えていた。
その先生は、今までのどの先生より丁寧に血管を探す。
中々、注射しない。
血管を探して、探して、注射しない。
自分が採血しずらいのもある。
そして、こんなにも丁寧に血管を探すので、一発で採血出来るのではと期待していた。
だが、失敗。
採血での失敗なんてざらな事もある、「まぁね。」ぐらいにしか思わなかった。
腕を変えて、2度目の採血にチャレンジ。
またして、なかなか注射しない先生。
こんなにも、チェックするのというぐらいに血管を触る。
刺すと決めて後も、血管にも触る、触る、
なかなか注射して貰えない。
姿勢が辛くなってきた・・・・
この時に、「姿勢が辛いので、台を上げて貰えますか?」と伝えるべきだっだ・・・・
ようやく、2回目の注射。
しかし、失敗。
先生が、失敗した後始末をしている最中に、意識が飛んできた・・・
薄れゆく意識の中で、
「先生、気分が悪いです、横になりたい。」と言った。
首が折れるように、だらんと前に倒れて、座ってられなくなってきた。
そこから、看護師さんの凄さを知った。
車椅子が直ぐに用意されて、
自分で車椅子に乗るのかなぁと薄れゆく意識の中で考えていたら、
「ヒョイと。」二人係で、自分の体を持ち上げて、車椅子に。
ベットの隣に移動してもらうと、
看護師さんが、ひとりで車椅子からベットに寝かせてくれた。
大人ひとりをこうにも、スムーズに移動させられるのかと
薄れゆく意識の中で感じていた。
素早く、血圧をチェックされて、
看護師さんは、
「血圧80、さっきの検査では100だったから、20も下がったらきついはずだわ。」
「2回、採血に失敗したら、先生が変わりますね。」と
先ほどとは違う先生が、寝たままの状態で、一度で採血成功。
そのまま、点滴にて、生食を注入。
ベットの足のをを上げて、安静状態に。
横になった事で、意識を失う事なく、気分もすぐに回復していった。
ここまでの流れが、看護師さん達3,4人ぐらいで、一瞬で行われた。
凄く連携していて、朦朧としていながらも、感動していた。
なにせ、横になりたいという希望を一瞬で叶えてくれたし。
癌治療の結果、起立性低血圧になっていて、
家でも書中、貧血になるのだが、座ったままの貧血は久々だった。
その後は、耳鼻咽喉科への移動も、
再度外来化学療法室への移動も車椅子となってしまった。
回復したので歩けると伝えたが、それでも車椅子になった。
回復していたので、単純に申し訳なかった。
耳鼻咽喉科での受診では、肝機能が10パーセントほど悪くなっていたが、
抗がん剤治療は受ける事が出来た。
抗がん剤治療終了後にも、看護師さんが、
「念のために、もう一度血圧測らせてください」と。
血圧は、100ぐらいの正常値に戻っていた。
看護師さんに感謝を伝えるが、謙遜する看護師さん。
そして、「家に戻ってからも、何かあったら電話してください」と。
最後に、外来化学療法室の受付では、
そこに居た看護師さん全員で、
「気を付けて帰ってね~~~。」と声をかけてもらう。
頭を下げて、「ありがとうございました。」と出て行った。
この大学病院の外来化学療法室に通院できていて、
本当に良かったと思えた。
あと、
次回の採血からは、ベットで寝たままで行うとの事。
「姿勢が悪い状態で我慢したのが悪かった」と伝えたが。
どうも、ベットで採血になりそうです。
車椅子で、
生理食塩水を点滴で入れながら
耳鼻咽喉科の受診を待っていた時の写真です。
採血2回失敗で貧血 腕の高さが低い 丁寧先生で時間かかる ベッドで横に 看護士さんの連携すごく 生食点滴受けて そのまま車椅子で耳鼻科に 血圧上が80に