突然入った、PET検査も16時には終わった。

 

 

部屋に戻り、夜の経鼻胃管での栄養注入も終わった7時が過ぎていた。

 

 

消灯までの時間、何を使用かなぁなんて考えていた。

 

 

すると、部屋に入って来た人達が・・・・

 

 

看護師さんでも、先生でもなかった。

 

 

両親と親戚がぞろぞろと入って来た。

 

 

「何で・・・、何で・・・、何で・・・」

 

混乱した。

 

 

毎日お見舞いに来てもらっていたのは、3月一杯で終わっていた。

父親も仕事に復帰していた。

 

 

この瞬間に、再々発したんだと理解した。

 

 

両親は、「先生から大事な話があるから来たよ。」

 

 

「再々発したんだ。」と無意識につぶやいてしまっていたら、

 

 

 

父親から「同じところに再発したらしいぞ。」と聞かされた。

 

 

先生から話すんじゃないのかと、再々発した怒りを

心の中で、父親にぶつけてしまってた。

勿論口には出さないが。

 

 

2021年の今思うと、

先に再々発を知らされた両親の心を思いやるべきなのだが、

 

 

再々発の事実に、そんな余裕は全くなかった。