大量の膿が出るようになった話の続きです。

 

 

 

気管切開時代は、

気管切開の痰を取る為に一日に3回程度、

看護師による吸引が行われた。

 

それは、気管切開部分の痰を取る為に。

 

 

気管切開が終わり、

顎関固定が一部解除されてからは、

大量の膿の為に、自分で吸引するようになった。

 

 

一日に、何度となく吸引する。

ベットの頭側の壁に、吸引があるので、寝ているままでも可能。

 

自分で、喉の奥に、吸引カテーテルを入れて吸い取る。

 

 

1月10日の手術後、3週間近く寝れない事があった。

 

緩和ケアの方々が来て、それを筆談で伝えると、

その後は、強い睡眠薬が使われるように。

 

 

消灯時間や、少し伸ばして21時前に、

看護師さんが、経鼻胃管で睡眠薬を入れていた。

 

 

強めの睡眠薬の力は凄く、

薬を入れると10分もたずに、気絶するように寝てしまっていた。

 

 

その強烈な睡眠薬のお蔭で、寝る事が出来た。

 

ただし、大量の膿が、口内である事を起こしてくれるように・・・

 

 

それは、朝目覚めると、

口内に、半分乾燥した膿が一杯になっているのだ。

 

 

半分乾燥した鼻くそのようなものが、

口内に沢山引っ付いているのだ。

 

 

放射線治療で、唾液が出ない事と

口を開けて寝ているのではという事と、

強い薬で強制的に、寝かされている事の三つの結果だった。

 

 

強い睡眠薬でなければ、おそらく口内の乾燥で

目が覚めていたと思います。

 

 

なので、朝は、重たい体で、洗面所の前に座る。

そして、歯ブラシで、口内に張り付いている乾燥した膿を取る。

 

  ※歯ブラシと書いていますが、

   普通の歯ブラシは口に入らなくなりました。

   タクトブラシ(一本ブラシ)を使っていました。

 

それが、朝のルーティンとなった。

 

 

これも、癌治療の副作用の一つといっていいのだろうか?

副作用は、大げさな気もするが、

通常起こりえない事が起こっていた。