その日は、突然だった。

 

 

 「明日から、通常の個室に移動です。」

 

 

遂に、重症個室を出る事になった。

 

 

1月10日の手術以降、1ヶ月半にも及ぶ重症個室生活。

 

 

出れる理由を詳しく説明されてはいないが、

 

 

術後感染症から、回復した事や、

 

 

自分で排泄できるまでになった事からも出れる理由は良く分かった。

 

 

 

そして、この日、嬉しかった事があった。

 

 

お昼の12時半に、放射線科のA先生が重症個室に来てくれた。

 

 

放射線科先生の訪問 入院11日目 2017年5月12日でも登場していたA先生。

 

 

またしても、A先生が来てくれて、一杯励ましてくれた。

 

 

もう、Maxまで放射線治療を受けているので、

 

頭頚部、首には放射線治療を受ける事は出来ないから、

お世話になる事はないと思われる。

 

もしかしたら、肺や脳に転移した時にお世話になるかも知れないが・・・

 

 

患者としては手を離れているのにも関わらず、

 

カルテを今も見ていて、このタイミングで来てくれた事が嬉しかった。

 

 

この日が、A先生と会った最後の日になっている。

 

 

今も大学病院には在籍しているのをHPで見た。

 

 

お会いする事は、難しいかもしれないが、

 

大学病院への通院時に、もし廊下出会えたなら、

 

この時の感謝の気持ちをまた伝えられたいいなと思う。