2018年1月19日の緊急手術後の話。

アナフィラキシーショックになったのではと思われる話です。

 

記憶があやふやで、幻惑を見ていたのかも知れないと思っていたのですが、

先日、母親との会話で、

あの時は、「帰るのが信じられない」と言われて困ったという話が出て、

現実だったんだと分かった。

 

 

 

その日は、母親と親戚がお見舞いに来ていた。

 

看護師さんが点滴を持って入って来た。

「感染症の薬を持ってきました。」

 

常に、何らかの点滴を投与し続けていたので、

点滴を差し替えるだけだった。

その薬が、新たな感染症の薬だったのか、毎回使っていたのかも覚えていない。

 

点滴を入れ替えたら、

体中を、何かがグルんぐるんと動きまくった。

血管という、血管に異物の液体が、ザーーーと流れまくっている感覚に。

体の中が、激流のよう。

 

寝ている状態だったのに、体が後ろに反り返った。

 

その時、もう看護師さんは居なかった。

 

気分も尋常じゃなく悪い。

吐きたいが、喉は塞がっているし、吐くものもなかった・・・

 

ナースコール。

そして、来た看護師さんに、

「さっきの点滴を入れたら、体がオカシイ」と筆談で伝える。

 

もう、点滴を入れた看護師が、

今来た看護師が一緒の人か別の人かも分からない状態。

 

看護師は、「先生に確認します。」と部屋を出るが、全然戻って来ない。

 

状態が悪いので、より時間が掛かっている様に感じていたとは思われるが。

 

看護師が戻って来たが、特に何もしてくれなかった。

 

母親と親戚は、おろおろと心配していたが、夕方に近づいていた事もあり、

「後は、看護師さんに任せて、帰ろうか」と言った。

 

信じられなかった。

本人的には、点滴を入れておかしくなり、先生も看護師さんも何も

してくれない状況で、なんで帰れるんだと。

 

筆談で、怒った。

何で、こんな状況で帰れるんだと。

 

でも、記憶はココで、終わっている。

 

その後、どうなったのか全く覚えていない。

時間が解決したのか、投与した点滴を中止したのかも。

 

恐ろしい事に、その後数日の記憶も全くない。

その記憶の無い期間に、次の手術も行われてしまう。

 

今、思い出そうとしても、頭の奥がむずがゆい感じはするが、

一切の記憶がない。

 

あれは、アナフィラキシーショックだったんじゃないのか?

今も、良く分かっていない。