1月10日に15時間にも及ぶ手術を行った。

 

顎を割り、喉を太ももの筋肉を使って再建手術を受けた。

喉は、塞がり呼吸が出来ない状態になるとの事た。

なので、気管切開(首を切開して、気管にカニューレを装着する)を受けた。

 

気管切開については、首から呼吸する穴を作るぐらいしか、

事前知識が無かった。

 

全く知らなかったのが、

気管切開をすると、付いてくるのが、痰の吸引だった。

 

看護師の方から、一日に何度も、吸引してもらう事に。

 

最初は、看護師さんの手元は見えないので何をしているのか分からなかった。

その後、体調が回復した後には、分かったのだが、

透明な管を、カニューレに刺して、痰を吸引していた。

本人的には、痰が溜まっているのか、膿が溜まっているのか全く分からないが。

 

術後から始まった吸引。

これも、まあまあ苦しい・・・

 

体自体の不調に比べれば、一時の出来事なので大したこと無いと言えばそうだが。

 

吸引時には、呼吸が出来ない。

口と鼻から呼吸が出来ないので、吸引されると呼吸する場所がない。

これが、苦しかった理由。

 

最初に、吸引を受けた時は、

呼吸が出来ない事にパニックになった。

 

体を起こして、両手を左右にバタバタと動かした。

 

看護師さんは、「○○さん、どうしましたか!?、○○さん、どうしましたか!?

と大きな声で叫んで、看護師さんもパニックになっていた。

 

どうしたかと聞かれても、それこそ気管切開で喋る事すら出来ない。

説明できるはずがない。

そんな時、瞬時に筆談する事も出来ない。

 

吸引は、それこそ、痰によって呼吸が出来ない状態を防ぐ為のもの。

これから長く長く付き合っていく事になった。