本当に、懺悔の気持ち。

言ってしまった、正確には筆談で伝えた看護師さんに

申し訳ない話です。

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15時間にも及ぶ手術、初めての気管切開、

体が繋がっているだけで、バラバラになっている感じの体。

40度を超える高熱と、凄まじい寒気の連続の菌血症を発症。

100時間以上一睡もする事が出来ない。

幻覚も見えている。

 

一向に良くならないどころではなく、

状況は、どんどん悪くなっていっていた・・・

 

体も限界だが、心に限界が来た。

限界はとうに超えて、心は壊れてしまった。

 

 

一分一秒が辛い。

寝る事も出来ないので、本当に一秒が苦しい。

 

手術した事を後悔する気持ちは、既に通り越し、

 

「もう死にたい。」

「死んで楽に、楽になりたい。」

 

そう強く願うようになっていた。

 

 

部屋に来ていた、看護師さんに、筆談で、

 「死にたい」 「殺してください」

と書いた。

 

それを見た、看護師さんは、

 「え・・・」

と絶句していた。

 

以前からお世話になっている、非常に優しい看護師さん。

励ますことよりも、殺してくれと言われたことに、

看護師さんは、ショックを受けていたよう。

 

いつのまにか、自分は泣いていた。

流れる涙を止める事が出来なった。

 

この時、他人の事を考える余裕は一切なかった。

苦しくて、苦しくて、死にたかったが、

自分で死ぬ体力もなかった。

なので、殺してくださいとお願いしていた。

同情を引くなんて全くなく、本心だった。

 

本当に、申し訳ない事を言ったと、今は思います。

 

そして、

次の日、大学病院の緩和ケアの先生達がやって来た。