術後1日目、もしかしたら2日目のブログを沢山書いてしまった。
15時間にも及ぶ手術、初めての気管切開。
痛いとか、痛くないとかではなく、体がバラバラになっている様な状態。
痛みは、痛み止めのおかげだったのかもしれない。
重症個室で、意識を取り戻した瞬間から、限界を超えていた・・・
その時の思いが、いきなり絶望的状況が、
心に強く刻まれているから、沢山書いてしまう事になっているのだと思う。
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気管切開で、カニューレでの呼吸にずっと慣れる事はなかった・・・
一分一秒ずっと、限界だった。
絶賛絶望中に、整形外科の先生と看護師達が部屋に。
先生が血管の音を、確認しに来たとの事だった。
その後、
看護師に、先生が血管が流れている音を確認し方を教えている。
先生が、看護師達に説明していたの内容は、
①咽頭の再建時に、太ももから、筋肉とそれに繋がる血管も切り取った。
②その筋肉を、筒状にして、咽頭として再建している。
③その筋肉から繋がる血管を、首の大きな血管に縫合している。
④その血管に、血液がキチンと流れている事を、毎日確認が必要。
⑤血液が再建した咽頭に、流れていなければ、再建した咽頭は駄目になる。
血管付きの筋肉を、太ももから取り出す話は、事前の説明でしっていたが、
血管に流れる血液音の確認は、その時に初めて知った。
先生は、聴診器のような機械(見えてはいないのでわからないが)で確認、
「流れている音が、聞こえる」と言っていた。
続いて、看護師の方々も確認していた。
先生の話は、恐ろしいものだった。
その血管の音、血管に血が流れていなければ、再手術になるという事だ。
もう、手術は嫌だ。
もうこの体は、嫌だ。
悲しいが、そう思っていた・・・
何度も、何度も、手術した事を後悔していた最中に聞いたので、
尚更強く、手術は嫌だと思った。
それから、毎日、血管に血液の音を確認する時間は、
恐ろしい結果発表の瞬間となった。