2020年6月18日のブログ

 

「 今日、体の一部分の変化?に気が付いた・・・

  色々と、体に、治療の副作用、手術の後遺症はあった。

  それに比べたら、まだまだな事かも知れない。

 

  でも、まだ、ブログに内容を書くまでに、

  その変化の内容を受け止められていない。」

 

 

その体の一部の変化について、書きます。

 

 

それは、歯です。下の前歯です。

 

 

下の前歯が、前に倒れていっている事です。

 

現状、歯のかみ合わせは、上の前歯が、下の前歯の後ろになっています。

 

今書いている、2018年1月の手術。

 (唇、下顎を真ん中で、離断し、

    観音開き、咽頭切除、

    右太ももの一部を使っての咽頭再建、

    転移癌に対しての両リンパ節郭清術)

 

この手術の後から、より鏡で、自分の姿を見る事が減りました。

理由は、見た目に変化があった事です。勿論良くない方に・・・

 

先月、口に何か違和感を感じて、鏡で、唇を開いて確認したところ、

下の前歯が、前に傾き、上の前歯の前に出ている事に、衝撃を受けました。

 

今日、大学病院の歯科での定期健診。

先生とその事を話しました。

2018年の術後すぐから、こうなっているのか?次第にこうなったのか?

 

先生は、

 「過去のレントゲンを見ながら、但し、正面からのレントゲンでは分かりずらいが、

 手術直後のレントゲンでは、傾いていません。

 2019年のレントゲンでは、少し傾いているようです。徐々に前に傾いています。」

 

そして、傾いていく理由を先生が言うには、

 ・歯は、力が掛かっている方に動く、前へと力が前にかかっている。

 ・下顎の骨が歯を支える力が弱ってる。

 ・口を使っていない。

 ・舌も通常と違う。

 ・下顎を真ん中で、離断している。

 ・放射線治療。

 

これからについては、

 ・どんどん、前に倒れて行って、歯はぬけてしまう

 ・下の前歯が抜けてしまうと、より活舌が悪くなる

 

その説明の後、先生は困っていた。

 

先生に手段はないから困っているのを察知し、「仕方ないですね~」と、伝えた。

 

すると、やはり、先生は、

 「放射線治療を受けているので、歯も抜けません。

  自然と抜けるのを待つことしかできません。

  やれる事がなくて、申し訳ありません。

  歯の掃除もがんばってやってらっしゃるんですけどね~」

 

「そうですね。」と答えた。

 

やれる事がないだろうと、思っていた。

先生を責めるような気持ちは、勿論一つもなかった。

 

でも、落ち込んだえーん

 

放射線治療後に、. 放射線性下顎骨骨髄炎になる恐怖から、

人一番、口内のメンテナンス、歯磨きに力をかけてきた。

 

ワンタクトブラシ(一本ブラシ)、歯間ブラシ、

ConCoolジェルコート、ConCool薬用マウスウォッシュ、

ConCoolマウスリンス、人口唾液サリベート。

 

体調が悪くても、頑張って行ってきたのに・・・

 

家路に着く間、自暴自棄に陥りそうに・・・

前向きに、もしくは受け入れようとしたが、難しかった。

 

家について、一時したら落ち着いてきた。

やはり、家は落ち着くし、安心する。

 

余命宣告された人間が、今生きているだけでも、奇跡。

今も、その奇跡の最中だ。

 

歯が抜けるにしても、これからも、歯磨きは、頑張るぞ!!

歯が抜けるだけで、下顎には、何も来てほしくないぁ~~~

 

余命宣告されてから、ハマったプラモデルでも買って、気を晴らそうっとニコニコ