2018年1月10日、9時に手術。
中咽頭の癌の再発、
手術前日に聞いた首右側への転移癌の手術。
唇、下顎を真ん中で、離断し、観音開き、
咽頭切除、
右太ももの一部を使っての咽頭再建、
両リンパ節郭清術。
後から、聞いたのだが、手術時間は、予定は12時間。
手術が終了したのは、1月10日深夜、1月11日だったそうです。
実際には、15時間程度だった。
両親が、術後の最初に姿を見た時の感想は、
「今にも、死にそう」だったそうです。
具体的に、どのような状態だったかは、聞けていません。
その状況を見せた親不孝さもあるし、詳しく聞くのも負担に感じたからです。
1月11日になった深夜、そこからは、ICUに運ばれた。
手術中か、ICUに入っていた時か分からないが、はっきりと見た夢?か幻覚か?を
一つ強烈に、今も覚えています。
それは、自分の喉を、凄く近距離から見ていた。口内からの目線で喉を見ている。
そして、喉が、徐々に塞がれていく様子。
塞がれたら、死んでしまうと思っていた。
ゆっくりと、ゆっくりと、塞がり終わりそうな瞬間に、「ああ、死ぬんだ」と諦めた。
喉は、塞がれて、意識?夢?幻想?は終わった。
喉が塞がってしまい、その時に自分は死んだと思っていた。
でも、死んでいなかった。
意味不明なようで、意味が分かるような気がする。
喉は、咽頭切除し再建手術を受けた。
それによって、喉は実際に塞がり、呼吸が出来なくなるので、気管切開を受けている。
鼻から喉を通って栄養を送る為に、経鼻栄養のチューブが喉に通っているので、
完全に塞がっているわけではないが。
術前からのイメージのせいか、術中、術後の状態のせいでみたせいかは分からないが、
喉が塞がるって、死んでしまうとういう幻覚?を見た事を覚えている。
勿論、実際には死んでおらず、
その後に、ICUで、微かに覚醒する事になる。