2018年1月4日は、PET検査。
大学病院は、予約がいっぱいの為に、近所の大きめの病院で受ける事になっていた。
生検結果で、喉からは、癌が出来ている事は判明している。
このPET検査は、転移の調査が目的となる。
この病院では、2016年9月に、癌かどうか調べる為に来ているので、二度目となる。
複数回、PET検査を受けているで、特別な事はなく、終了した。
2018年1月5日は、大学病院での受診。
1月9日入院前の最後の受診。
術前検査を受けた後に、先生から手術内容を聞いた。
手術は、癌切除、前外側大腿皮弁 で咽頭再建。
その手順は、PET検査の結果次第だが、
① 下顎を割って、中咽頭の癌を取り除く。
一部舌も、取り除く。
② 太ももを15センチ切り、血管つきの筋肉を取りだし、
それを使って喉の再建手術を行う。この手術は、形成外科の先生が行う。
③ 下顎をプレートを使って、閉じる。
④ 呼吸確保の為に、気管切開を行う。
手術時間は、12時間を見ている。
再建した喉には、障害が残る。
ヘビーすぎる内容だ。人体実験レベルにも感じられた・・・・
、一番恐怖に思っている内容が含まれていた。
それは、顎を割って、観音開きにする事。
嫌だった理由は、放射線治療の副作用である放射線性顎骨壊死。
放射線性顎骨壊死とは、放射線治療の晩期障害。
その怖さは、放射線治療後、何年たっても骨壊死の危険性が変わらない事。
骨が腐って、その根本的な治療は、壊死した骨の摘出。
なので、放射線治療を受けると、抜糸が出来なくなる。
治療前に、抜糸が必要であれば、行われる。
その恐怖は、放射線治療を受けた後に、放射線性顎骨壊死に羅漢した方のブログを
読んでから、恐ろしいすぎる内容に恐怖しまっくた。
その為、歯磨きや、口腔ケアに、気を付けまくっていた。
だが、今回の手術で、顎を割る事になった。
顎を割って起こりえる、放射線性顎骨壊死に関して、先生に質問したが、
そのリスクどころの話ではなく、命の危険がある状態であるとの説明を受けた。
それは、そうだと簡単には、受け止められなかったが、
手術を受ける事を止める判断を下す事はなかった。
この時の後悔が2つある。
ひとつが、喉に障害が残ると告げられていた事に対する認識。
障害を軽く考えていた事。
もう一つが、気管切開。
気管切開の大変さを何も分かっていなかった事。
心の準備が出来ていなった。
術後の気管切開の心配を何もしていなかった馬鹿さ加減。
どうせ、手術を受けるから、事前にどう思うか関係ない方もいるだろう。
自分は、事前に覚悟するのが必要なタイプなだけです。
甘い考えだと、その時により辛くなると思っています。
手術内容を詳しく聞けた受診、手術は、わずか五日後だ。