約一か月前に、起立性低血圧で気絶して、転倒した。

その時に出来た、大きなたんこぶは、先週ぐらいには、無くなった。

約3週間。結構長かった。当初はシャンプーするのもきつかったなぁ~~。

 

今日も、起立性低血圧を起こした。

まあ、毎日起こしているが・・・

 

転倒した当初は、気を付けていたのだが、油断してしまった。

立ち上がって冷蔵庫の前に来た時に、貧血。

キッチンの角に手を突き、ゆっくりと座り込む。

座る動作の最中が怖い、気を失うかどうか時間との闘いになるから。

 

それが、今日2回あった、再度気をつけようと。

 

 

 

その起立性低血圧改善の為のウォーキングというか、散歩は今も毎日行っている。

 

 

たまに会うのが、80歳か90歳ぐらいのお爺ちゃん。

会うというか、すれ違うというのが正しい。言葉も挨拶も交わしたことはなく。

どこら辺に住んでいるかも知らない。

 

お爺ちゃんは、登山用の杖を両手に持ち、ゆっくりと歩いている。

その歩くスピードは、とってもゆっくり。

一歩一歩が、小さく。

10メートル歩くのも、人の100倍ぐらいかかっているように見える。

人によっては、歩くのが危ないと注意しそうなぐらいにも見えさえする。

 

3年前から、たまにすれ違うようになっている。

 

勝手に、お互いに健康の為だろうとシンパシーを感じていた。

歩くことが、明日へと繋がる。体力維持の為になる。

その仲間の一人のような気持ちに、ずっと前からなっていた。

 

そして、今日の夕方に、お爺ちゃんに会った。

自分が、少し先頭を歩いているお爺ちゃんを見つけた。

 

思わず、心で拍手した。

今日も散歩しているのか、ちょっと涼しくなった時間帯だったが、まあまあ暑かったので。

 

すれ違う時に、お爺ちゃんが、くるっとこちらを向いた。

笑顔で、こちらを見てくれた。

 

気が付いたら、「いつも頑張っていますね。」と声をかけていた。

するとお爺ちゃんが、「ご苦労さん」、笑顔で言ってもらえた。

 

「ご苦労様です。」と、こちらも笑顔で頭を下げて、通り過ぎた。

 

マスクをしていたので、こちらの表情は伝わらなかったかもしれないが、

お爺ちゃんは、ノーマスクだったので、笑顔が気持ちよかった。

 

もしかしたら、いつも散歩している謎の中年男性として見ていたのかもしれない。

もしかしたら、見た目も、病人に見えるので、

健康の為に歩いているように見えていたのかもしれない。

首が、放射線治療と手術の影響で、細く真っ赤なので、健常者には見えないので

そう思っているが、全部気のせいかもしれないが・・・・

 

勝手に、同志と思っているお爺ちゃんの笑顔に、癒された話。

笑顔のご苦労さんで、心がスゥーーーーと軽くなった。

 

お爺ちゃん、ありがとうございました。

また、挨拶させていただきます。