2017年12月15日に、大学病院にて再発が疑われると言われた。

 

当日に生検はしたが、MRI検査まで日にちがあった。

 

癌の再発かどうかは、まだ判明していない宙ぶらりんな日々。

 

再発の疑いが発見された当日、落ち込んだ気持ちは今も、強烈に覚えている。

だが、検査までの宙ぶらりんな日々に、どんな気持ちだったのかを余り覚えていない。

 

当然、不安だったのは違いない。

まだ再発が確定したわけではない。

 

2016年9月初旬に、癌が疑われて、検査で確定した日々。

その気持ちの揺れ動きは、はっきりと覚えている。

兎に角、何もやる気が起きない。動く気にすらならない。

「落ち込み」、「怒り」、「諦め」、「癌じゃないかも」と気持ちが揺れ動いた。

何も食べる気持ちになれなかった。

 

でも再発の宙ぶらりんの時は、メモを振り返ると驚いた。

活発に行動しているからだ。

色々と最後になるかもと動いていたのか、単純にしたい事をしていたのか覚えていない。

 

2017年12月16日~22日の期間

 

 毎日、外出し、昼食に外食

 うどん、中華、焼肉、定食など。

 起立性低血圧を解消する為に、毎日ウォーキングをノルマの5000歩を歩く。

 車で遠出して、手塚治虫展へ。

 映画も2本。しかも映画が面白かったと書いているし、実際面白かった記憶はある。

 映画は、「彼女が目覚める その日まで」「フラットライナーズ」

 くしくも、病気や死をテーマにした映画だ。

 

映画が面白く感じているという事は、最初に癌が見つかった時とは違って、

気持ちが安定している事になる。

単純に、まだ再発が確定していなかったからだと思えはするが・・・・・

 

 

16日には、TSUTAYAにて、漫画「柔道部物語」の一巻と二巻を、

溜まっていたポイントを使い終わろうと、購入している。

 

「柔道部物語」が、今まで読んだ漫画史上一番面白かった。

そして、この後の闘病中に、力をくれる漫画とこの頃に出会えた事は、小さな奇跡だった。

 

この後に、入院する事になるが、「柔道部物語」を全巻を、

購入して持っていく事になる事は、この時はまだ知らなかった。