2020年3月19日、大学病院にて、抗がん剤。

 

 今日も、抗がん剤を出来た事に感謝して、帰宅。

 やはり、抗がん剤を打った後は、直ぐにではないが、体が重くなる。

 

 

明けて、次の日の朝(3月20日)。

 

 鼻から、水が流れる感覚がして、直ぐに体を起こし、ベットサイドの ティッシュを取った。

 鼻を拭いて、ベットに血が付いていないか確認する。

 血はついておらず、鼻にティッシュを詰めてベットを下りた。

 

 時計を見ると、朝6時30分だった。

 

 鼻に詰めたティッシュが、見る見る赤く染まっていっていた。

 ティッシュを変えるのだが、血が落ちると嫌なので、シンクで代える事にした。

 

 シンクで前かがみになって、ティッシュを取ると、鼻から血がドバドバ出てきた。

 

 普通は、トロ~とでる、タラ~とでるはずの血が、ドバドバと出た。

 シンクに、バシャバシャと血が落ちるのは、気持ちが良い物ではない。

 

 新たに、ティッシュを詰めて、椅子に座っていると喉に血が流れているのを感じた。

 

 2016年に抗がん剤治療中に、鼻血が出て、止まらずに鼻の奥を焼いて、

 ガーゼを詰めまくった日々を思い出した。

 抗がん剤では、粘膜がやられてしまう。

 

 焼かないと止まらないかな~と考えたが、今日は休日。

 鼻血止めながら、病院へ移動するのも嫌だったので、

 止まるのに賭ける事にした。

 

 少しすると、また鼻に詰めたティッシュが、真っ赤に染まるので、

 詰めたティッシュを、再度シンクで代えると、血がドバドバ出たえーん

 

 何度か、ティッシュ交換を繰り返しながら、止まるのを待つのみ。

 

 喉に溜まった血が、気持ち悪いので、吸引機で吸う。

 吸引機のタンクが、真っ赤に染まった。

 血を吸った後に、チューブ洗浄の為に、水を流しているが、それにしても真っ赤だ。

 

 なんと、血が止まったのは、昼の12時頃だった。

 長い時間が掛かったが、休日に病院に行かずに済んで良かったと思えた。

 

 だが、鼻血はそれだけでは、終わらなかった。

 

 

※血が苦手な方は、吸引機のタンクの写真を2枚目に貼りますので、

  見たくない方は、ここで閉じてください。