入院2日目(2017年5月3日)

 

 落ち込んでいた、長い長い夜が明けた。

 

 頸部リンパ郭清術の合併症(乳び漏れ)の入院中の当面のスケジュールが、判明した。

 

 朝9時に、処置室にて、乳び漏れの処置。

 

 丸ブルー時間は、30分もかからない

 丸ブルー乳び漏れの場所が首なので、どういう処置をしているかは、見えない。

   見えないので、怖くない

 丸ブルー乳び漏れしている首も手術後は、耳の後ろぐらいまで麻痺しているので、

   痛くもなかった。

 丸レッド乳び漏れしている傷が、塞がるまで毎日処置を行う。

 

 ダイヤオレンジ乳び漏れは、唾液腺まで傷の深さがあるらしく

   漏れている液体は、唾液だとこの日、説明を受けた。

 

 なので、9時30分過ぎには、部屋に戻って、その後は、治療自体は何もない。

 

 何故毎日外来では、駄目なのか疑問は残った。

 

 

 そしてこの日は、本来、楽しみにしていたライブに行く予定だった。

 

 処置中に、ライブの件を先生に話をしたら、外出を認めてくれた笑い泣き

 入院、入院の自分を哀れに思ってくれたのかこの日に限って、

 21時過ぎの戻りも許可して貰えた。

 

 そして、「日中は、これからも、外出してもいいですよ。」と言ってもらえた。

 勿論、外出届を出す事は、当たり前だが。

 

 部屋に、戻って外出届を書き、ナースステーションまで提出しに行った。

 

 そして夕方、タクシーにてライブ会場へ。

 入院している大学病院から、なんとタクシーで、6分ほどで着いた

 

 ライブ中は、ライブが見れた事を、感謝する思いが溢れた。

 

 健康な時は、チケットさえ取れれば、何度でも行けるという気持ちだったが、

 そうではない体になって、1回のライブに参加できる貴重さ、ありがたみをしみしみと感じた。

 

 もちもんライブ中は、座ってみていたし、終わって、即タクシーで大学病院に戻った。

 

 ライブに参加できた事と、外出がOKなのを知って、

 昨日の落ち込みと一転、幸せな気持ちになった一日だった。