術後10日目 (2017年4月22日)
頸部リンパ郭清術と、腫瘍摘出手術を受けた時に、
左側の腕を上げる神経と、頭に繋がる血管を切った。
癌が絡まっており、事前に切る場合もあるし、切らずに済むか?
開いてみないと分からないと伝えられていた。
神経を切ったので、左腕は肩より上には上がらないんだと、ベットの上で聞いたのは、
術後直ぐか、次の日かだった。
術後4日目に、左腕をゆっくりと、前から、上げてみた。
「上がる、上がるぞ
」
7,8割までだが、上がった
主治医と病室担当医に、上がると伝え、動かして見せたら、
術後直ぐなので動かさないでと、注意を受けた。
上がるんだと嬉しかった思いは、術後10日目に変わる。
横から左腕を上げようとすると、「2、3割までしか上がらない」
そう、ほどんど上がらない
先生の言った通り、左腕は神経を切った事で上がらなくなった。
担当医が来たので、横から上げようとしても上がらない事を伝えると、
「上がらない事で、困りますか?」と、言ってきた。
ショックだった。人間の機能の一部を失った事に気が付いた直後に一番に言う事なのか?
困ると言えば、何らかの手段があるのか?きっと無いだろう。
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今日(2019年12月10日)現在も、左腕は上がらない。
困る事は、ある。
でも、命の方が大事なので、文句も何もない。
でも、言い方っていうのもあると、今でも思っている出来事です。