術後7日目 (2017年4月19日)
この日の昼食から3日間、謎の激痛が走るようになった。
噛む度に、左顎に激痛が走る
。
左は、首に転移した癌があった側。頸部リンパ節郭清術を受けた側だ。
どの位痛いかと言うと、頭まで痛みが突き抜けるような感覚。
顎から脳にナイフが刺さったような痛み。
結局食事は、ほぼ出来なかった。
その直後に、処置室にて、抜糸。
抜糸も、バチンバチン
という音が怖かったが、痛みは無かった。
その時に、「先生に何針ぐらい縫っているんですか?」と聞いてみた。
先生は、苦笑しながら、「おそらく、30針以上ですよ。」との返事。
恐らく、何針なんていう次元じゃないんだろう、事実、首を大きく切り裂く手術だから。
夕食も左顎が痛み、数口でギブアップした。
じっとしていると、痛みは治まっていく。
術後9日目 (2017年4月20日)
この日も、食事時に、噛むと左顎が痛い
噛むこと自体が、恐怖になった。
痛みを看護師に、伝える。
食事前に、痛み止めを飲む事になったが、飲んでも激痛は変わらなかった。
術後10日目 (2017年4月21日)
この日も、噛むと激痛。激痛が治まるまで、冷やしたタオルを看護師さんに、
持ってきて貰う。そのタオルを左顎に当て痛みが治まるのを待つ。
3食、痛みが発生するので、5口も食べれない。
先生が病室に来てくれた時に、痛みを訴えるが、何の対応もして貰えなかった
そんな事は、起こりませんよと言わんばかりの流した対応だった。
謎の痛みは、この3日間をピークに落ち着いて行った。
この噛むと左顎に激痛が走る現象の理由は、
今だに分かっていない。