ここでいう勉強とは、ラウンジ、カフェ、レストランへ
聴きに行くことです。
ジャズはできませんので、お昼に弾いている所は?と
他県へも足を運んでみました。
大都市へも行けば、もっと数も多く勉強になったでしょう。
グレードの高いホテルに、何時間もいた日のことです。
広いラウンジから、年上そうな女性の弾くピアノが
宿泊の受付もレストランが並んでいる所へも
聞こえるようになっている造りのホテルです。
場所を変えながら、レストランで食べたり、
ラウンジの近くにあった椅子に座ったり、
最後にラウンジに座りました。
最後の最後には、「ピアノを聴きたくて来ました」と
真実を言わないと、挙動不審でマークされているのでは?
と感じてホテル側に言ったのを覚えています。
広範囲に響く場所であったせいか、大きな音でした。
それはそれとしても、疲れてくるのです。
テンポをずらしてばかりで、
指を早く動かせばかっこよく聴こえてしまう人が多いせいか、
チャラチャラチャラと、私にはうるさくて、
もうここには居たくないと席を立ちました。
あの一帯に、長時間いる人もなく、
待ち合わせや休憩にと、軽食を注文して使う場です。
わざわざピアノが目的で来る人の場ではありません。
心地よい音楽が流れる中で、心地よく食事をしていただきたい
と考える私には、まったく不相応なものでした。
あの広いラウンジでは、あれでよいのでしょう。
音楽には、TPOがあると強く感じるようになったのは、
この頃からでした。


